誰もが集える場所として「Center line art festival Tokyo」を継続してゆくために

寄付先

一般社団法人 Co-production of art Works-M

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ClafT事務局

支援総額

161,949円

/ 1,000,000円

16%
  • 支援総額

    161,949円

  • 支援者数

    20人

  • 残り

    終了

  • 開始日

  • 終了日

キャンペーンは終了しました

ストーリー

Center line art festival Tokyoの話

初開催から今に至る想い

Center line art festival Tokyo(略称:ClafT)は街と人をアートで繋ぐ回遊型アートフェスティバルとして2021年に初開催され、今年4度目の開催となります。

フェスティバル初年度の準備を始めたのは2020年。当時はコロナ禍の影響によって人が集まることへの制限が多い中でしたが「皆が自由に表現するための場所を、自分たちの手で作り出しゆく」ことの必要性を強く感じ、フェスティバル開催を実行に移しました。

場所が閉ざされ、人と会うことや皆で集まることを制限されるという状況が続くなかでしたが、あるいはそういった状況に置かれていたからこそ、持続性を伴う開かれた場所を皆で作っていかなければならないとの想いに至ったのだと思います。同時に、たとえ制限のある状況であったとしても、出来ることを探し、工夫を凝らしながらフェスティバルを開催することで、表現者と鑑賞者や多くの市民の間を繋ぐ新たな文化インフラを生み出すことができるのではないかと考えました。

また、2020年からここまで継続してくるまでの間にオンラインでのコミュニケーションが推奨されるようになり、新たなコミュニケーションラインが生活の中に浸透してゆく様子を感じつつも、人の手が作り出すものを直に感じることの大切さや、同じ空間でともに時間を過ごしながら触れ合うこと、直接会って対話を重ねることが何ものにも代え難いものであると感じるようになりました。

誰もが居られる場所があり、その場所を介して人と人との出会いが起こり、表現する機会を生み出すことによって個々の心の触れ合いと交流が生まれることに、私たちは大きな可能性を感じています。Center line art festival Tokyoはそのような想いによって、スタッフ、参加アーティスト、ボランティアの方たちの手によって開催され、今年で4回目の開催を迎えることとなりました。


みんなの「やりたい」を実現したい

Center line art festival Tokyo 開催のためになくてはならない存在として、ボランティアスタッフClafters(クラフターズ)の皆さんがいます。大学生〜60代の方まで、幅広い世代とさまざまなバックグラウンドを持ったClafters無くしてはフェスティバルを語ることはできません。現在50名ほどの登録があり、皆さんご自身のライフスタイルにあわせてClafTの活動に参加くださっています。

Claftersに申込くださった多くの方が、何かやりたいことを持って応募してきてくださいました。ボランティア活動に興味のある方、アート鑑賞が好きな方、退職後時間に余裕ができた方、人との関わりを作りたい方、お一人お一人理由はさまざまですが、何かやりたいという気持ちの中からClafTを選んでいただけたことをとても嬉しく感じています。

Claftersの皆さんと1年目、2年目、3年目と活動を続けてゆく中で、Claftersの中から様々な意見が立ち上がるようになってきています。運営方法に関することを始め、昨年からはプログラムイベントの企画もClaftersによって立てられるようになりました。さらに、Claftersの中からフェスティバル全体の運営に興味がある方が集まり、2023年にはClafT事務局も設置されました。ボランティア(市民)の方々が積極的にフェスティバルに関わってくれることによって、私たち市民の手で生み出すアートフェスティバルが体現されてきています。


継続への課題

誰もが気軽に集える場所としてClafTがあること。そして、子どもから大人まで等しくアートに触れる体験や、鑑賞のひとときを楽しめる場所となることを目指し、一般社団法人Co-production of art Works-Mを主体とし、毎年秋にCenter line art festival Tokyoを開催してきました。より多くの皆さんが参加しやすい環境づくりの一つとして、料金価格が参加へのハードルとならないよう無料プログラムの実施を増やし、有料プログラムも可能な限り廉価な価格設定でフェスティバルを開催しています。しかしながら、毎年会場費用をはじめ、アーティストへの謝金、ボランティアの皆さま一人一人へのボランティア保険の加入、ワークショップの材料費等、少なからず必要な経費としてかかっております。現状ではそれらの経費を助成金やフェスティバルの入場料収入だけで賄うことは出来ず、その多くが非営利で活動を続けている主催団体Works-Mの自己負担によって充てられてきました。

今年4度目の開催に向かうなか、一定の開催規模を維持しながら今後もフェスティバル開催を通じて社会への貢献を深めてゆくことを目指しています。しかし、ここから数年先を見据えて助成金・補助金等の申請を行いつつも、入場料等の事業収入に併せて、今後も団体の自己資金のみを頼りに費用を賄っていくことは現実的に非常に困難になっているとの判断から、今回私たちの事業に関心をお寄せいただける皆様にご寄付のご協力をお願いしたく、本キャンペーンを立ち上げる決心をしました。

また、本フェスティバルの特色でもある「広域地域での開催」ですが、開催地域が複数行政区にわたるために現状では単一行政区からの資金援助を確保することが難しいという問題があります。よって現在は開催地域行政からの資金援助に頼ることなく、市民の皆さんとともにフェスティバルを作り上げています。行政主体に頼りきるのではなく、あくまで市民主体によるアートフェスティバルの開催を目指し、これからも長く継続開催してゆくなかで社会への貢献度を深めてゆきたいと考えています。


Center line art festival Tokyoの10年へ、その先に向かって

毎年フェスティバルに足を運んでくださる方々や、関わってくれるボランティアスタッフの皆さん、そして参加アーティストの皆さんとの交流の中から、アートフェスティバル開催を一過性のイベントとしてとどめるのではなく、アート・文化・芸術を通じた、継続的な社会貢献に繋げてゆきたいという思いが開催を重ねるごとに強くなりました。

2021年、初開催に向かう立ち上げの段階で「10年間毎年開催する」という最初の目標を立ててから、ここまで4年という時間を重ねてきて、今は10年という期限を設けず地域の文化に根ざした開かれた場所として、フェスティバルの開催を続けてゆきたいという思いに至っています。

10年先、そしてその先の継続を考えていますが、実際のところは来年度の開催も厳しい状況となっています。そういった厳しい状況にありながらも、皆さまの力をお借りして、誰もが集える「居場所」としてのフェスティバル継続を実現させてゆきたいと思っています。その道のりをぜひ一緒に歩んでいただけますと幸いです。

皆さまからいただいたご寄付は、今後のCenter line art festival Tokyoの準備資金、運営資金に充てさせていただきたいと考えております。

https://claft.jp/


ClafTが年間を通してやっていること

誰もが居ることができる場所「iru」

Center line art festival Tokyo(ClafT)の通年事業として、2024年2月より開始された空き家リノベーションによるスペース作りとして「誰もが居ることができる場所」をコンセプトとしたプログラム iru が始まりました。

このプログラムはClafTのアートディレクターである三浦宏之氏と、美術家・建築家である土井健史氏との協働によって進められています。事業開始よりアートを介して子供から大人、高齢者などの世代を超えて、国籍や障害などの属性からも自由になり、誰しもが集える(居られる)場所を模索しながらスペース作りが進められています。

2021年からアートフェスティバルの開催という活動を続けてきた中で、私たちが強く感じていることの一つに「世代や個人の属性、地域や分野等による孤立や分断を解消することの必要性」があります。そこには貧困の問題や核家族化、小子高齢化や地域の国際化など、社会的な課題が大きく関わっています。これらの問題を解消するために必要とされているのは「集い・話し・憩う」ための場所にあると考え、誰もが居ることができる小さなスペース「iru」が始まりました。

例えば iru で、親御さんが仕事から帰ってくるまでの子供達と一人暮らしをされている高齢者の方が居合わせて、会話を交わして、知り合いながら互いに親交を深めてゆく。あるいは、そういった現場にアーティストが居合わせることによって、子供達や高齢者の方たちが抱える様々な問題を作品創作に反映させ、可視化してゆくこともできるのではないかとも思います。また、iruに来られた方たちが自由に絵を描いたり、物を作ったりすることができる恒常的な創作体験の場としても運用してゆきたいと考えています。

iruに来て、そこにいる人と話をしてもいいし、話さなくてもいい。本を読んでいてもいいし、絵を描きたくなったら好きに描いていい。もちろん、何もしなくてもいい。居るだけでいい。

そのように誰もが居ることができ、アートを介して心穏やかに流れる時間を多くの人たちに味わって欲しい。

そんな想いが、iruにはあります。

iruのリノベーションにあたっては全て自己負担で行ってきました。ここからスペースの管理・運営も非営利で進めてまいります。皆様からいただいたご寄付はスペースの運営や修繕、光熱費などの経費に充てさせていただきたいと考えております。

Open Art Platform「iru」

iru で開催された「そこに居るために」「架空カンパニーあしもと」共同主催イベント「居る」

Open Art Platform「iru」


子供たちに向けたワークショップ 大人向けのトーク・ラーニングイベント

Center line art festival Tokyoでは2021年の初開催当初から、子供や親子連れを対象とした参加無料のワークショップを継続的に開催してきました。様々な発想や技法を持つフェスティバル参加アーティストがファシリテーターとなって、ワークショップに参加する子供たちの想像力を広げ(深め)てゆくことは、モバイル端末や各種デバイスに頼る創造性とは異なる、身体性を伴う創造を推し進めることへと繋がります。そこには「情報教育」ではなく「情操教育」の大切さを伝えてゆきたいという、強い想いがあります。

また、平日の午後から夜にかけて継続的に開催されてきたアートワークショップでは、近隣の子供たちや自由学校の生徒たち、共働きのご家庭の子供たちなどの居場所としても機能しています。学校帰りに一人ぼっちにならず、友達と絵を描く場所があり、時間がある。そこで過ごす子供たちの存在が、アートワークショップの役割や可能性を広げてゆくことに繋がっています。

そういった場所や時間をどのように作り出すのか、どう継続してゆくのかについて、私たちは芸術と文化の文脈から日々考え、対話を繰り返しています。それらの対話は概ね大学生以上から60代までの参加者によるトークイベントやラーニングイベントという形で行われています。

参加者同士が自由に意見を交換できる機会を定期的に持つことによって、社会や文化への見識や地域課題への考察を深めながら、アーティスト、スタッフ、一般参加者とともにそれらの解消に向かうための取り組みを進めています。大人たちが学び続け、話し合うこと。それが、子供たちが安心して暮らせる未来のために、今必要とされていることだと考えています。

現在、ワークショップ・トークイベントは全て無料、ラーニングイベントのみ一部有料(講師料分)で開催しています。皆様からのご寄付は各イベントの会場費、ワークショップ材料費に充てさせていただきたいと考えております。

ラーニングイベントの様子

開催したワークショップを振り返るトークイベント


最後に Center line art festival Tokyo が目指すこと

Center line art fesetival Tokyo は鑑賞者の皆さん、参加アーティストの皆さん、運営スタッフの皆、活動を支えてくださるギャラリーや施設、企業、財団、観光協会などさまざまな立場の方々からのご協力で成り立っています。一つ一つの関係性を大切にしながらも、これから一層大切にしてゆきたいと思っていることが、個々のつながりを深めてゆくということです。

このフェスティバルを通じて出会う人たちは世代も国籍も、得意なことも不得意なこともみんなバラバラです。コミュニケーションをとることに苦手意識を感じている方や、個人の身体性の違い、国や地域による言語や文化の違いもあるなか、大切なのは個人と個人が直接繋がり、認め合い、許容し合い、繋がってゆくことだと感じています。属性などに囚われることなく、その人自身を尊重し、お互いのことを知り合うことが大切であり、それぞれの違いを認め合いながら、楽しんだり挑戦できることを探してゆける場所の一つとしてCenter line art festivala Tokyoを継続させてゆくことで、緩やかで包摂的な社会づくりに寄与することを私たちは目指しています。

また、個人が抱える問題には、目に見えて感じ取れるものもあれば、気づかれにくい繊細な問題もあると思います。そうした気づかれにくい問題をすぐに解決することは難しいかもしれませんが、それでも個々人がひっそりと抱えている小さな心配事にも寄り添いながら、多様な人達がいつでも立ち寄れる「拠り所」としての役割をアートプログラムを介して担ってゆきたいと考えています。

これまで様々なプログラムの現場に立ち会ってきた中で「人と人との交流」だけでなく、表現を介した「心と心の交流」が生まれてゆく瞬間に沢山出会うことができました。これからもCenter line art festival Tokyoという広く開かれた場所を、市民の手で作り続けてゆくことに大きな可能性を感じながら、まだお会いしたことのない皆さまとも、いつか心を交わす日が来ることを楽しみにしています!

長旅になりますが、ぜひ共に歩んでいただければ幸いです。


ClafT2024 Space Sharing Program Meetingより


最後までお読みくださりありがとうございました。ご賛同とご支援を何卒よろしくお願い致します。

ClafT事務局 田中麻美 山科達生 川名俊生 鈴木大斗 永山樹 萩原有紀

Center line art festival Tokyo フェスティバルディレクター 三浦宏之


【キャンペーン募集概要】

  • 主催:ClafT事務局 一般社団法人Co-production of art Works-M
  • 期間:2024年9月21日(土)〜11月17日(日)
  • 目標:100万円
  • 用途:Center line art festival Tokyoの準備・運営資金 Open Art Platform「iru」の運営資金 子供のためのワークショップ会場費等
  • 返礼:フェスティバル図録へお名前掲載 フェスティバルチケット「ClafT PASS」プレゼント フェスティバルアートツアーのご参加 フェスティバル図録進呈 トートバッグ ディレクターエッセイお届け クローズドイベントご招待

毎月の継続寄付によるサポーターも募集しています!500円からご参加可能です!よろしくお願いします。https://syncable.biz/associate/claft/donate?recurring=true


ClafTは企業メセナ協議会の認定を受けています。企業メセナ協議会を通じたご寄付は寄付控除の対象となります。企業さまだけでなく個人さまでもご利用いただけます。https://claft.jp/donation-2


Center line art festival Tokyoのメンバーシップへのご入会はこちらから。各種特典もご用意してます!https://claft.jp/memberships


各種SNSリンク

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ClafT officialhttps://x.com/ClafT_official

ClafT PRhttps://x.com/artfes_ClafT


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代表:三浦宏之

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