誰もが集える場所として「Center line art festival Tokyo」を継続してゆくために

寄付先

一般社団法人 Co-production of art Works-M

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ClafT事務局

支援総額

161,949円

/ 1,000,000円

16%
  • 支援総額

    161,949円

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    20人

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    終了

  • 開始日

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Center line art festival Tokyo 2024 序盤レポート Part3

2024/10/18 22:00

Center line art festival Tokyo 2024 序盤レポート Part3のメインビジュアル

Center line art festival Tokyo 2024 序盤レポートもPart 3となりました。9月25日(水)〜10月6日(日)の期間で開催された武藏小金井エリアには30名のアーティストが参加し、合計6つの展示・パフォーマンスのプログラムが開催されました。プログラムが多岐に渡るため、武藏小金井エリアのレポートは2回に分けてお伝えして参ります。


国内外14名のアーティストによる複合展示「MUSAKO ART GATE」

JR中央線武蔵小金井南口正面の施設「小金井 宮地楽器ホール」では1階のマルチパーパススペースと地階の市民ギャラリー / 和室にて、現代美術、映像、立体、写真、インスタレーション、日本画等、14名の作家による複合展示が開催されました。

<出展作家>

  • マルチパーパススペースB 池部ヒロト(立体)銀色なつみ(写真・立体)藤巻瞬(映像)山本アンディ彩果(映像)
  • マルチパーパススペースC 天草ミオ(映像・立体・平面・WS)金暎淑(インスタレーション・パフォーマンス)Jorrit Paaijmans(映像)
  • マルチパーパススペースD 深浦よしえ(インスタレーション)
  • 市民ギャラリー 榎本大翔(立体)カシマモユ(陶・立体)佐藤駿(写真・立体)戴飴霏(リトグラフ)田中唯子(版画)
  • 和室 越智波留香(日本画)

大きなガラス張りによってとても見通しの良い施設となっているマルチパーパススペースでは、屋内から作品を鑑賞すると街の風景が借景となり、屋外からも施設に展示された作品の数々を鑑賞することができます。会期中は施設内で展示鑑賞された方たちをはじめ、施設を通りかかる多くの皆さまに作品をご鑑賞いただくことができました。また、MUSAKO ART GATEは閉館時間を21時としていたので、ナイトミュージアムとして、平日の仕事帰りに鑑賞されるお客様も多くいらっしゃいました。

ClafT 2024 池部ヒロト作品

屋外から映像作品を眺めるお子さんたち

夜の鑑賞風景

作家 深浦よしえさんによる東京大空襲をテーマとしたインスタレーション

同展示では「世界中から戦争がなくなるためには、どうしたら良いと思いますか?」というアンケートも実施されました。

施設地階では市民ギャラリーにて5名の若手作家による展示と、和室にて日本画家 越智波留香さんの展示が行われました。市民ギャラリーではスペースの特性を活かし照度を下げた展示空間に、現代美術作品が浮かび上がるような照明が施されました。また、和室では畳に座ってゆっくりと時間をかけて鑑賞される方も多くいらっしゃいました。

市民ギャラリー展示風景

和室展示風景

「MUSAKO ART GATE」

会期 9月25日(水)〜9月29日(日)10:00〜21:00

会場 小金井 宮地楽器ホール マルチパーパススペースB・C・D / 市民ギャラリー / 和室

料金 無料


6カ国のアーティストが参加した国際公募展 Space Sharing Program

「MUSAKO ART GATE」と同会期で開催されたSpace Sharing Programは2021年のフェスティバル初開催時から続いている公募展です。今年の開催からは海外からのエントリーも開始し、国際公募展として開催することになりました。エントリーには多くの国と地域からのご応募があり、選考の結果9名のアーティストが今年のSpace Sharing Programに参加することとなりました。

<Space Sharing Program 参加作家>

  • Anastasiya Hamaguchi / 濱口 アナスタシア(ロシア)
  • Barbara Kuhn / バーバラ クーン(ドイツ)
  • Bryan Mew / ブライアン ミュー(オーストラリア)
  • Daniel Monsalve / ダニエル モンサルヴェ(チリ)
  • Fumie Fujiwara / 藤原史江(日本)
  • Hiroyuki Suzuki / 鈴木浩之(日本)
  • Huang Qihua / 黄綺樺(中国)
  • momoka_nakayama(日本)
  • Mone Fujio / 藤生百音(日本)

Space Sharing Programは複数の作家による「時間と空間の共有」を目的としたプログラムで、参加作家同士によって展示空間を協働することをテーマとしています。今年からは国による文化や風習の違いなども含まれるなか、一つの空間を皆で共有しながら作り上げてゆくことは、この世界を共有して行くことへと繋がって行くのではないかと感じられるものでした。参加アーティストの表現へのこだわりと想いが、展示会場に「一つの世界」を作り出しました。

Space Sharing Program 展示風景

会期 9月25日(水)〜9月29日(日)12:00〜18:00

会場 KOGANEI ART SPOT シャトー2

ClafT PASS 適用プログラム


山本アンディ彩果個展「”永遠”に擬態する」

MUSAKO ART GATE・Space Sharing Programと同会期で山本アンディ彩果個展「”永遠”に擬態する / "Mimicking "eternity」が、武藏小金井のgallery Cajioにて開催されました。認知症を患う祖父と二人で暮らしたことをきっかけに、本を砂糖漬けにして封じ込める作品『エターナル・ストーリー』を制作し作家として活動を始めた山本アンディ彩果さん。本展示では、砂糖によって物語(あるいは人の人生そのもの)を封印し保存してゆくことで、それらを永遠に留めることができるのではないかという実践的な試みがなされました。そのコンセプトだけでなく作品そのものの造形美も素晴らしく、お子様からご高齢の方まで、多くの方々にゆっくりとご鑑賞いただくことができました。

「”永遠”に擬態する 」


機能を失った記憶は「永遠」に擬態しはじめる


糖の皮膚が生命の熱に溶けていく

おとぎ話が胸に浮かび上がっては焼きついていく

甘い匂いをたどり、なりそこないの永遠を運ぶ蟻たち


ままならない身体とこれからも生きて

物語を書いては空間に綴じていく


山本アンディ彩果

ClafT 2024 山本アンディ彩果作品


山本アンディ彩果個展「”永遠”に擬態する」

会期 9月25日(水)〜9月29日(日)11:00〜17:00

会場 gallery Cajio

ClafT PASS 適用プログラム


序盤レポートはPart 4へと続きます!

今年のフェスティバルを通して、最も規模の大きなプログラムエリアとなっている武蔵小金井。アーティストも国内外から多くの参加がありました。国際色豊かな展示を通して文化の多様性を多くの皆さまにご体感いただき、さらに市民とアーティストが直接コミュニケーションを図る場を作ることもできました。それも一重に、これまで4年開催してきたなかで培ってきた人たちとの、繋がりと協力があってこそだと感じています。

これからも一歩ずつ、皆さまとともに「アートを介して誰もが集える場所」を丁寧に作って行きたいと思っています。

活動へのご理解とご支援を、何卒よろしくお願いします!

ClafT 事務局スタッフ一同


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代表:三浦宏之

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