《現地レポート》「新たな支援センターを2か所開設しました」
2024/9/18 18:19
こんにちは、認定NPO法人シャプラニール 下鳥です。
クラウドファンディング開始から約2週間。日々たくさんの方にご支援、温かいお言葉をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
9/13の活動報告でもご紹介している、シャプラニールが行うバングラデシュでの活動の1つ「家事使用人として働く少女たちへの支援」について、バングラデシュ事務所長内山より、新たな支援センター開設の報告が届きました!ぜひご覧ください。
新たな支援センターを開設しました
シャプラニール バングラデシュ事務所長 内山です。
新たな支援センターを2か所開設しました。
2か所とも、政府職員が住む団地のような場所にあります。
1か所は、パイクパラという地区で7月に開始。ここは、430世帯の政府職員が暮らしている敷地内にある集会所をセンターとして貸してもらえることになりました。
もう1か所は、アジンプールという地区で9月に開始しました。ここでも団地の敷地内にセンターを開設できるよう地域組合メンバーとの話し合いをしたのですが、受け入れてもらうことができず、諦めかけた時、この政府公務員住宅地区に隣接する高校が、校内の一室(2階)をセンターとして使ってよいと許可をだしてくれました。
この場所で開設できたことにより、この学校の西側にある36棟に暮らす430世帯、北側の22棟1772世帯、さらには、東側の22棟230世帯、合計2432世帯に支援センターの存在の周知や家事使用人を雇っている家庭への訪問等、さまざまな働きかけを行うができます。
9月14日、パイクパラの支援センターで設立集会を実施
7月に開始したパイクパラの支援センターでは、開設後すぐに地域住民との設立集会を行う予定でした。しかし、8月の政変の影響により開催できず延期、先日9月14日にようやく集会を開催することができました。
集会には、地域組合の代表、社会福祉担当者、地区委員会、地域警察などが参加。事業の目的と支援センターの活動内容などを説明しました。活動内容を聞いた地域の人びとは、活動の大切さを理解してくれ、「それぞれの立場で可能な協力をしていく」と約束をしてくれました。
児童労働をすぐになくすことは難しいですが、まずは、センターで子どもたちが学んだり遊んだりする機会を作り出し、少しずつ地域住民や雇い主の意識変化を働きかけることで、住民みんなで子どもたちが暴力や危険な目に遭うことがないよう見守る、そんな地域にしていけるよう活動を行なっていきます。
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