日本の子どもの未来を守っていくために~新司法面接プロジェクト
2024/7/26 12:29
いよいよバースデードネーションも残り1週間を切りました!
最後まで走り切ります!皆さま引き続きよろしくお願いいたします。
つなっぐが大事にしている柱の一つである司法面接。
2022年度より、日本の子どもたちの未来を守っていくために、日本の法制度や文化にあっていて、また現場の司法面接を行うチームにとって使いやすい司法面接ガイドライン・プロトコルの研究・開発(新司法面接プロジェクト)を行ってきました。
本日は、その研究と開発を行った新司法面接プロジェクトについてお伝えします!
なぜ日本版の開発が必要なのか
虐待や暴力等の被害を受けた子どもに対し、研修を受けた専門スタッフから誘導・暗示のない面接を行い、被害を受けたとされる体験・出来事を聞き取る司法面接。
現在、日本で紹介・実践されている司法面接手法は、元々、外国の児童虐待法制、対応機関の在り方を前提としたものです。
現在では、その中で、特に、子どもに対する司法面接における実際の聴取部分のみが日本の関係者らの間で広く知られ、日本において司法面接が普及してきました。
聴取部分ももちろん大事ですが、その聴取が行われる前の子どもへの伝え方や、記録に関する後処理など、司法面接の構造全体について理解することも大事です。
そのため、つなっぐでは、法律の専門家の先生たちとチームを組み、現場で子どもたちや司法面接に日々携わっている方々にご助言いただきながら、日本版の司法面接ガイドライン・プロトコルの研究・開発を行いました。
このプロジェクトは、現状の課題を踏まえ、子どもの権利擁護に資することを目的として、⽇本の法制度・社会文化的環境に一層即した形で、子どもに対する司法面接が行われる必要があると認識し、
① 司法面接に関わる人たちが使いやすく
② 中立性があり
② 子どもに負担の少ない
を目的に、虐待を受けた⼦どもやその家族への対応について、世界中の138,000⼈の専⾨家に研修やコンサルテーションを行い、研究や⽂献等の提供を⾏なっている、アメリカのNational Children’s Advocacy Center(NCAC)のコンサルテーションのもと行いました。
多くの皆様のご協力並びにご指導ご鞭撻を頂戴し、
・日本版司法面接ガイドライン
・司法面接実施の手引き(日本版司法面接ガイドラインと司法面接構造等をまとめたもの)
を公開することができました。
改めて心より御礼申し上げます。
また、司法面接構造を利用するための研修「つなっぐ司法面接研修」も開催しております。
ご参加お待ちしております!
新司法面接プロジェクトで開発したガイドラインが、日本の実情に即しつつ現実的なステップを重ねながら更なる進化を続けていくために、この司法面接構造が多くの面接で活用されることを願います。
なお、このプロジェクトは、多くの方のご寄附で行うことができました。
ご寄附をいただきました皆様には改めて謝意を申し上げます。
引き続き皆様からのご支援お待ちしております!
子どもに寄り添う付添犬・・NHKで紹介されました
今回のライブ配信でもお話している付添犬が、7/19(金)18:10~19:00放送の「NHK首都圏ネットワーク」で紹介されました。
より多くの子どもを支えるために、必要なときにすぐに対応できるよう、付添犬の常駐化に向けた取り組みをご紹介いただきました。
Web記事でも掲載されていますので、ぜひご覧ください。
https://www.nhk.or.jp/shutoken/yokohama/articles/101/009/04/
バースデードネーション(お誕生日クラウドファンディング)に挑戦しています!
つなっぐ創立5周年を迎え、バースデードネーションを7月31日まで行っています。
つなっぐでは、被害を受けた子どもが、一つの場所に行けば「聞き取り」「診察」「心のケア」など、
必要なサービスを受けられるようなワンストップセンター(CAC:Childrenʼs Advocacy Center)を広げるための活動をしていますが、
まだまだ皆さんのお力が必要です。
1,000円からご寄付いただけます。
3,000円以上のご寄付をいただいた方には、限定クリアファイルと付添犬カードを寄付金受領証明書とともにお送りします。
皆様のご支援があれば、私たちはさらに多くの子どもたちを支援し、彼らが安心して生活できる環境を提供することができます。
どうか、私たちの活動にご協力いただき、虐待や性暴力、いじめなどの被害を受けた子どもたちの未来を共に支えてください。
皆様の温かいご支援を心よりお待ちしています。
https://syncable.biz/campaign/6025
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