多くの人に知ってほしい・・子どもの性被害
2024/7/16 12:14
いろいろな調査結果が、TVやインターネットで紹介されていますが、子どもの性被害調査についてはなかなか目にする機会がすくないのでは・・。
つなっぐは子どもの性被害への対応に関する実態についてのアンケート調査を行い報告書を作成。
この報告書は、一人でも多くの方に知っていただきたい内容です。
つなっぐは、子どもの権利を擁護する子どものためのワンステップセンターを日本全国に設立することを目指しています。
そして、子どものための社会システムの構築についても推進。
その一貫として、今回の性被害調査をはじめとする調査・研究も行っていてます。
調査の目的
本調査は、性被害に遭った子どもたちの被害内容や被害報告の特徴、その後の対応や報告が、その後の司法手続においてどのように用いられたかなどを明らかにするため、以下のとおりアンケート調査を実施し138 件の回答を得て、量的分析を実施した上、実際に被害事実確認面接に関わっている実務者からのヒアリングを行い、コメントを得たうえで、質的分析も実施しました。
子どもたちの傷つきや試練を少しでも減らせるよう、よりよい社会システム構築がなされることを目的としており、被害を開示してくれた子どもたちや、伴走した支援者たちの切実な声に対して、社会が変わるきっかけになるための一助となることもねらいとしています。
報告書からの一例・・加害者の属性
※調査報告書は下記URLよりご覧ください。
以下報告書より抜粋
加害者の属性についての分析(図 3)からは、実父が 59 件、次いで養父・継父が 34 件であり、これらで全体の約 7 割を占めていることが判明した。前回調査結果においても、実父に次いで養父・継父が多いという結果が出ており、「家庭での生活を共にする者が大半を占める」という点で4、今回もほぼ同様の傾向であった。
報告書より・・総括・抜粋
本報告書では、アンケート調査及びヒアリング調査の結果を踏まえて、現状の法制度の下での課題を検討・整理するとともに、その限界も見据えて、必要な課題の検討・提案を行っています。
日本版 CACモデルの構築においては、単に「箱」を作れば良いものではなく、多機関多職種が相互理解を深める中での実践こそが重要であり、実践の結果をフィードバックさせて、よりよい制度構築に向けた継続的な議論が必要です。
子どもたちは、同一時点においても個別に状況が大きく異なる一方で、成長の過程とともに必要な対応や支援が異なります。長期的な視点を前提として、継続的かつ包括的に、子どもたちに必要なものを提供できる全ての関与者や機関が集まり、相互に補完していくことが重要です。
それでもなお、子どもたちの傷つきは深く、私たちの手からこぼれ落ちてしまう。だからこそ、全ての専門家/専門機関が手を重ねあって、子どもたちがこぼれ落ちないよう、できることを全てして、大切にサポートをしていかなければならないと考えます。
【報告書への記載概要】
■本調査の概要 ■アンケート調査回答の分析 ■子どもの性被害事案と心理支援
■子どもの性被害事案と刑事手続 ■調査結果の総括と提言
【調査チームメンバー(敬称略)】
・齋藤 梓 上智大学総合人間科学部心理学科准教授
・宍倉 悠太 国士舘大学法学部法律学科准教授
・飛田 桂 NPO 法人子ども支援センターつなっぐ代表理事、弁護士
・吉開 多一 国士舘大学法学部法律学科教授
バースデードネーション(お誕生日クラウドファンディング)に挑戦しています!
つなっぐでは、被害を受けた子どもが、一つの場所に行けば「聞き取り」「診察」「心のケア」など、
必要なサービスを受けられるようなワンストップセンター(CAC:Childrenʼs Advocacy Center)を広げるためのいろいろな
活動を行っています。まだまだ皆さんのお力を必要としています。
1,000円からご寄付いただけます。
3,000円以上のご寄付をいただいた方には、限定クリアファイルと付添犬カードを寄付金受領証明書とともにお送りします。
皆様のご支援があれば、私たちはさらに多くの子どもたちを支援し、彼らが安心して生活できる環境を提供することができます。
どうか、私たちの活動にご協力いただき、虐待や性暴力、いじめなどの被害を受けた子どもたちの未来を共に支えてください。
皆様の温かいご支援を心よりお待ちしています。
https://syncable.biz/campaign/6025
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