子どもたちを支える・・つなっぐのボランティア!
2024/6/27 09:20
つなっぐでは、子どもが被害から回復し、「自分自身を大切にする生活」を送れるようになるために、行政機関だけでなく、支援者団体や、地域で活動する個人・団体の方々とタッグを組み、たくさんの大人たちが力を合わせて、一人一人に合ったサポートをしています。
そのような中で、「子どものために何かしたい」と、ボランティア(つなっぐサポーター)が活動し、つなっぐの様々な活動を支えてくれています。
今回はつなっぐのボランティア活動についてご紹介します!
「暮らしを支える」ー 子どもサポートボランティア
好きなものを食べる、学校や病院に行く、住まいを探す…
すべてを置いて家を出てきた子どもにとって、日常生活を送ることは、簡単なことではありません。
つなっぐでは、子ども一人ひとりと一緒に考えて、欲しい食品を送ったり、病院に同行したり、様々なサポートをしています。
つなっぐのサポートを受ける多くの子どもの「暮らしを支える」ために、子どもサポートボランティアさんが活躍してくれています。
子どもと一緒に、楽しい思い出のある場所に行ったり。
日頃、食の細いお子さんでも、ここなら食べられる!というお店に行ったり。
また居心地よく暮らせるように、一緒に部屋のお片付けをしたり。
穏やかで楽しい時間を誰かと一緒に過ごすことは、被害からの回復につながります。
子どもサポートボランティアさんが子どもに寄り添ってくれることで、子どもたちは安心して生活することができるのです。
「「ゴキブリが出ちゃった!どうしたらいいですかー?」とヘルプの連絡が来ましたー」とニコニコしながらお話してくれる子どもサポートボランティアさん。
つなっぐの中長期伴走スタッフと子どもサポートボランティアさんのやり取りも、頻繁に行われ、みんなで子ども・若者を支えています。
子どもを支える縁の下の力持ち!ー 事務局ボランティア
つなっぐは「支援の輪をつなぐ」ということをとても大事にしています。
子どもを真ん中に、ワンストップでサポートを実施するためには、「多機関多職種」で連携することが欠かせません。
それは、被害直後の段階であっても、とりあえず危険を回避し、安心安全な生活がスタートしたとしても、どんな段階でも子どもに関わる大人たちが連携し、チームで対応することが大切です。
「多機関多職種」で連携して、子どもを支えていくためには、関わる大人が正しい知識を持ち、互いの仕事や業務を知り、顔の見える関係性を構築してくことが大切です。
そのために、講演会や研修、勉強会を開催しています。
日本中に日本版CACを広げていくためには、今実施している取り組みを多くの人に伝えるための広報活動が欠かせません。
ここでもボランティアさんが大活躍してくれています!
例えば、研修の運営。
研修はコロナ禍を経てオンラインでの実施がほとんどです。(時には対面とオンラインのハイブリッドでも実施します。)
事務局ボランティアさんは、私たちスタッフと一緒にzoomの操作をしたり、受講者がスムーズに参加できているかを確認してくれています。
事務局ボランティアさんは広報活動でも大活躍!
子どもたちの現状や、必要な支援について、たくさんの人に知ってもらいたい。
そして「子どものためのワンストプセンター」を日本全国に広げたい。
そんな想いをお伝えするために、つなっぐの紹介動画を作成し、ここでもボランティアさんが出演してくれました!
他にも、事務局でのデータ整理や、チラシの封入作業など、とてもたくさんのことをサポートいただいています。
定期的にボランティア交流会を開催
ボランティアやスタッフ同士の交流を深めるために、定期的にボランティア交流会も開催しています。
ちょっと早めの暑気払い!ということで、今月は6月21日にオンラインで開催しました。
5月25日に開催した「つなっぐ5周年記念式典」のお話をしたり、今行っている活動や関心のあることをざっくばらんに話し合いました。
その中で、「自分が住んでいる町で、近所づきあいや気軽に話せる人が近くにいる?」という話題に。
住んでる地域によっては、「あんまりない…」という方もいらっしゃり、困っている子どもや家族が孤立化してしまう現状など語りました。
今回のお話で、日頃からの「顔の見える関係」の大切さにも改めて気づくことができました。
これはスタッフやボランティアさん、そして子どもを支援する全ての人にとっても大切で、大人同士が繋がることが、ひいては子どもたちの暮らしを支えることにも繋がるのではないかと感じました。
今回参加いただいた方からは、
「気持ちが同じ方と話せると嬉しい。色々な人と話すことが出来て、楽しかった」
「緊張してたが話しやすかった」
というお声をいただきました。
つなっぐのボランティア活動はまだまだ始まったばかりで、これから形作っていく段階です。
これからも定期的に開催して「顔の見える関係」を作り、そして一緒に活動を創り上げていければと思っています!
ボランティア募集・・・ボランティア説明会を開催します!
つなっぐでは、一緒に活動してくださるボランティアさんを募集中!
ボランティア説明会を、7/13(土)10:00~11:30に開催します。
つなっぐのボランティアや、子どもや若者に関わることに興味のある方、何かボランティアをしたいと思っている方…などなど、どなたでもご参加いただけます。
オンライン(zoom)開催なので、ぜひお気軽にご参加ください!
■お申込みはこちら
https://tsunagg.org/news/20240713/
ボランティア向け講座・・・「つなっぐ子ども・若者サポートボランティア養成講座」
タッグを組む大人みんなが、それぞれの専門性や知識、経験をもって正しい知識を持ってサポートできるようにするためには、研修や啓発活動などを通じて、みんなで共通の理解のもと、支援活動を進めていく必要があります。
ボランティアとして、子ども・若者に適切なサポートができるよう、必要な知識を身につけるための講座も開催します。
9月から半年間、月1回・全6回の講座です。
講座では「そもそもボランティアって?」「ボランティアのためのトラウマインフォームドケア」など、ボランティアとして必要な心構えや知識について学びます。
昨年も開催し、参加者の方からは、
・毎回心に残るお話で、刺激を受けたり、自分を振り返る機会にもなった。
・講師の人柄はもちろん、参加者それぞれが自分の経験や考えを活かして積極的に議論を行う雰囲気で、どの回も有意義だった。
・今まで知ることができなかった沢山の学びと、それを分かち合えるメンバーとのつながりを持てた。
とのご感想をいただきました!
昨年度の様子は下記ページからもご覧いただけます。
この講座を受けて、私たちと一緒に活動する、つなサポ(つなっぐサポーター)になりませんか?
■講座の詳細はこちら
https://tsunagg.org/training_lecture/20240915/
バースデードネーションに挑戦中!
つなっぐでは、被害を受けた子どもが、一つの場所に行けば「聞き取り」「診察」「心のケア」など、必要なサービスを受けられるようなワンストップセンター(CAC:Childrenʼs Advocacy Center)を広げるために活動しています。
各都道府県に最低でも1か所ずつあることで、一人でも多くの子どものサポートを実現できます。
この活動を広げるために、現在の活動実績を国や自治体に届け、将来的には国としての取組にしてもらいたいと思い、日々活動を続けている、
という段階ですので、まだまだ皆さまからの温かいご支援による支えが必要なのです。
現在、バースデードネーション(お誕生日クラウドファンディング)に挑戦しています!
つなっぐ5歳の誕生日プレゼントとして、皆さまのお気持ちをぜひお寄せください。
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