知っていますか?付添犬の効果!
2024/6/22 11:15
2024年4月、子ども支援センターつなっぐは5周年を迎え、付添犬認証委員会は10周年も迎えました。
お誕生日のお祝いのバースデードネーション(お誕生日クラウドファンディング)に挑戦中です!
付添犬ウィーク3日目の本日は、付添犬の効果をご紹介します!
愛情ホルモンが分泌!
海外での研究により、犬と視線を合わせたり、なでたりする身体接触により、犬と人、双方のオキシトシンが分泌されたりすることがわかっています!
オキシトシンとは、愛情ホルモンと言われているホルモンです。
精神的な安らぎを与えると言われる神経伝達物質のセロトニン作動性ニューロンの働きを促進することで、ストレス反応を抑え、人とかかわる社会的行動への不安を減少させ、信頼感が向上すると考えられています。
人のオキシトシンの分泌は、もちろん、リラックス効果につながったりするわけですが、同時に、犬もオキシトシンが分泌されているというところも、着目点です!犬も人とふれあって「幸せだな~」と感じているということですね。
五感を使って、解離を防ぐ!
自身の被害体験などといった体験を見知らぬ人に話すことは、その時、様々な生理的・心理的なトラウマ反応が起こり、話をすることが難しくなることがあります。
その恐怖で圧倒され、解離状態になることもあります。
解離とは、耐えがたい精神的な苦痛から逃れるために感情や記憶を自分から切り離すような、自分を守るための心の働きによって起こり、固まってしまう、けいれんを起こす、声がでなくなる、耳が聞こえなくなる、目が見えなくなるなどの症状があります。
解離状態になると、「今、ここ」にいない状態になります。
そんな時に、「寝そべる犬を撫でる」「犬の体温を感じる」「撫でて毛並みを感じる」「犬の息遣いを感じる」など五感を使うことで「今、ここ」に戻り、落ち着き、解離状態から元の状態に戻ることができます。
付添犬の存在が、面接者と子どもの信頼関係構築、ラポール形成などの促進につながっていると、付添犬活動を依頼くださる専門職の方からのお声もいただいています。
また、犬に水を与えたり、リードを持って散歩をしたりすることで、子どもの自信につながり、自己コントロール感にもつながります。
科学的に証明されています!
犬の存在は子どものストレスを軽減させることが科学的にも証明されています(Beetzら、 2011)。
アメリカのコートハウス・ファシリティドッグを介して、性被害を受けて司法面接を受けた子どもへの調査で、CACでの司法面接に訓練された犬が付き添った際に、心拍数や血圧の低下など、生理的・心理的ストレスが著しく軽減され、子どもたちがより安全で落ち着いた気持ちになることが示された研究結果もあります(Krause-Porelloら、2018)!
面接室のソファで子どもの隣に犬が穏やかに寝ていると、子どもの不安が低下し、安全感や安心感が増すのです。ファシリティドッグの存在がラポール(信頼関係)形成に有効であることも証明されています(Spruin ら、 2020)。
詳しくはこちらからご覧ください
バースデードネーションに挑戦中!
つなっぐでは、被害を受けた子どもが、一つの場所に行けば「聞き取り」「診察」「心のケア」など、必要なサービスを受けられるようなワンストップセンター(CAC:Childrenʼs Advocacy Center)を広げるために活動しています。各都道府県に最低でも1か所ずつ、つなっぐのような子どものためのワンストップセンター(日本版CAC)があることで、一人でも多くの子どものサポートを実現できます。
そしてこの活動を広げるためには、現在の活動実績を国や自治体に届け、将来的には国としての取組にしてもらいたいと思い、日々活動を続けています。
という段階ですので、まだまだ皆さまからの温かいご支援による支えが必要なのです。
現在、バースデードネーション(お誕生日クラウドファンディング)に挑戦しています!
つなっぐ5歳の誕生日プレゼントとして、皆さまのお気持ちをぜひお寄せください。
https://syncable.biz/campaign/6025
式典の様子はオンデマンド配信で!
式典の様子は、オンデマンド配信を行っています。
来賓の挨拶のほか、基調講演、付添犬に関するシンポジウムや、つなっぐの活動についてもお伝えしています。
子どもの支援に関わる方、ご興味のある方、皆さまにご覧いただきたい内容になっております。
視聴を希望される方は、下記よりお申込みください。
【お申込みは下記から】※申込は7/31(水)まで
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