活動紹介(小笠原諸島)
2024/4/25 10:15
こんにちは。小笠原海洋センターの坂本です!
今回は、小笠原海洋センターの活動紹介...をしたいところですが、我々の活動は一つの記事で紹介しきれないくらい多岐に渡ります...!
今日はその中でもアオウミガメの「産卵モニタリング調査」に焦点を絞ってお話していきたいと思います。
小笠原諸島にアオウミガメの産卵海岸がたくさんあり、父島、母島、聟島の3列島で調査を行っています。アオウミガメの産卵が始まるのは4月上旬頃。6月~7月にピークを迎え、9月頃になると産卵数も落ち着いてくる印象です。
△アオウミガメの産卵巣。左のキャタピラは産卵後、ウミガメが海に帰るときの跡。
産卵モニタリング調査の目的は各海岸毎の産卵数、ひいては小笠原諸島全体の産卵数の把握です。「でも、どうやって数を計るの?」そんな質問が聞こえてきそうですね。
実は、産卵巣探知機...なるものは存在せず、我々小笠原海洋センターの職員が1巣1巣手探りで探しています。手探りといっても、素手で探すのではなく、鉄筋(金属製の棒にロープなどで取っ手をつけたもの。調棒。)を砂について、その独特の感触を頼りに巣のありかを突き止めるのです....!
△調棒でアオウミガメの巣を探しているところ
シーズン初期の比較的日差しもが柔らかく気温も低い時であればいいのですが、真夏の、しかも気温が30℃を越えてくると、この作業がとても体にくるのです...!特に白い砂質で日差しから守ってくれる大きな樹がない海岸だと、こまめに海に体をつけ、涼みながら巣を探します。
現在、小笠原諸島では毎年1500~2000巣ほどのアオウミガメの産卵が確認できています。その一つ一つを調棒を使って探すわけですから、これを読んでるみなさまも、保全の現場がどれほど地道なものなのか、お分かりいただけたかと思います。
△南島での産卵調査。
クラファン終了まで6日!
我々はこれからも活動に尽力してまいりますので、どうか、ご支援の程よろしくお願いいたします!
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ご寄付でできること
5,000円
5,000円のご寄付で、インドネシアで約2000個の卵を盗掘から守り海に帰すことができます。また、小笠原で約100個のアオウミガメの卵を光害から救うことができます。
【リターン】
・お礼メール
・会報送付(年2回)
ご寄付でできること
10,000円
10,000円のご寄付で、インドネシアで約4000個の卵を盗掘から守り海に帰すことができます。また、小笠原で約200個のアオウミガメの卵を光害から救うことができます。
【リターン】
・お礼メール
・会報送付(年2回)
・勉強会/交流会へのご招待
ご寄付でできること
50,000円
50,000円のご寄付で、インドネシアで監視員を1名、約1.5ヵ月間雇用してウミガメの卵を盗掘から守ることができます。また、小笠原で約1,000個のアオウミガメの卵を光害から救うことができます。
【リターン】
・お礼メール
・会報送付(年2回)
・勉強会/交流会へのご招待
・缶バッジ
ご寄付でできること
100,000円
100,000円のご寄付で、インドネシアで監視員を1名、産卵最盛期の約3ヵ月雇用してウミガメの卵を盗掘から守ることができます。
【リターン】
・お礼メール
・会報送付(年2回)
・勉強会/交流会へのご招待
・缶バッジ
・海洋センター内特別ツアー(要事前予約。来島のお手配等はご自身でお願いします。詳細未定)
ご寄付でできること
300,000円
300,000円のご寄付で、活動停止が懸念されるプナンブン島での保護を継続し、遺伝的にも独立した南西カリマンタン地方の個体群を次世代に残すことができます。
【リターン】
・お礼メール
・会報送付(年2回)
・勉強会/交流会へのご招待
・缶バッジ
・海洋センター内特別ツアー(要事前予約。来島のお手配等はご自身でお願いします。詳細未定)
・インドネシアの監視小屋に名前を書く