タンちゃん、危機一髪💦
2024/3/31 02:22
いつも応援ありがとうございます。
スタッフの片桐です。
今回は先日起きた大事件。
タンちゃん危機一髪のお話です。
私は今までに小型犬から、超大型犬まで多くの犬達のお世話をしてきました。
しかし今回初めての出来事で、本当にビックリでしたし、本当に危なかったので、皆さんが同じような経験をした時の為に、お話しようと思います。
タンちゃんは繁殖リタイア犬で、保護して下さったトリマーの方から、私が引き取った7歳のフレンチブルドックです。
いつもカリカリフードを食べていて、他の子よりも、こぼさず上手に食べられるし、便の調子も良いという事でしたので、食事量に気を付けて管理していました。
うちに来て1週間位が経ち、トライアルを終了しても大丈夫そうかなと、お話していた矢先、大事件は起きました。
楽しみにしていた朝ご飯、落ち着いて食べる事が出来るようにケージの中に1人で入れて食べさせていました。
他の犬の食器をそれぞれに渡して、様子を見に戻ると、タンちゃんがご飯半分の状態で仁王立ちになり、目を見開いて、口から泡を吹いて脱糞していました。
フードを喉に詰めてしまったのです‼️
慌てて逆さまに抱き上げて背中をドンドンしたり、首から背中を擦ったり、喉から胃までの食道を上下に擦ったり、口から舌を引き出して、吐いている物を掻き出したりを繰り返しました。
2~3回何とか呼吸が出来たと思っても、又呼吸が止まり、3回も呼吸が止まりました。
3回目には舌が紫になり、脱力して意識が無くなり始め、あっと言う間にかなり危険な状態になりました。
とにかく必死で声を掛けながら、対処を続けていると、何度か呼吸が出来て意識が戻り始め、何とか息が出来るようになって来ました。
突然の事にビックリしてしまい、震える手で獣医さんに電話をし、他に今出来ることは無いかと指示を仰ぎ、急いで連れて行くと酸素室に入れてもらえました。
車で移動中も、又呼吸が止まらないかと心配でタンちゃんを助手席に乗せて、呼吸音を確認しながら、とにかく慌てず安全運転!と自分に言い聞かせながら、運転に気を付けて向かいました。
タンちゃんは病院に着く頃には呼吸も落ち着いて、酸素室に入ってからは本人はキョロキョロしたり、ウトウトと居眠りしたりしていまして、後遺症もなく無事に帰って来られました。
獣医さんに「もう大丈夫、良く対処出来たね!」と言って頂いた時に、本当にホッとして年甲斐もなく涙が出ちゃいました。
休診日なのに処置して下さった先生、奥様ありがとうございました。
もしも気付くのがあと少し遅かったら、対処をしても呼吸が戻らなかったらと思うと、本当に恐ろしい大事件でした。
フレンチブルドックは口が大きくアゴの力も強い犬種ですが、食道は細いそうで、フレンチブルドックやパグなどの短頭種では、他の犬種より起こりやすいそうです。
タンちゃんにはオヤツなどはトイプードルと同じ小さな物を与え、フードの粒も小型犬でも食べれる普通のサイズで与えていたので、まさか普通のフードを喉に詰めると思っていませんでした。
本当にタンちゃん危機一髪でした⤵️
それからは朝夕と、超小粒半生フードにぬるま湯と細かいレトルトを入れたものを混ぜて、スプーンで1口づつゆっくり食べさせるようにしています。
食べるのが大好きなタンちゃん、ご飯が嬉しくてガツガツ食べて喉に詰めてしまいました⤵️
人間も喉を詰まらせて亡くなる方がいらっしゃいますが犬猫にも起こるので、どうぞ皆様、愛犬や愛猫がご飯やオヤツを食べてる時には目を離さず、万が一喉に詰めた時には躊躇せず出来る限りの対処を出来るようにシュミレーションしておいて下さい。
犬猫は永遠の3歳児、大人になっていても何が起こるか分からないので、良く注意してお世話をするように今後も気を付けたいと思います。
特に私達は少人数でたくさんの子達のお世話をしています。
気を引き締めて、これからも頑張って行きますので、どうぞ応援をよろしくお願い致します。
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