QWRCに関わるきっかけや思い(西ちづる)
2024/2/9 08:00
私がQWRCに参加したのは、まだ20歳ぐらいの学生のときでした。
それから、働き始めたり、出産したり、子育てをしたり、色々と自分のライフステージが変わる中、その時々でずっと、QWRCは大切な居場所です。
自分がセクシュアルマイノリティであることで、日常生活の中の色々な場面で、大小様々なダメージを受ける場面がたくさんあります。
悲しいかな「慣れた」ように思っても、少しずつ少しずつ、蓄積されていくダメージは、心を傷つけ、自己肯定感を削っていきます。
そんな時に、自分のあり方を肯定してくれる場所があること、傷ついた経験を話して、共感してもらえる場所があることは、傷の治りを早めてくれる効果があるような気がします。
また、そんな居場所があることが、普段から、心の防御力を高めてくれていると思えるのです。
同時に、そんな風に傷つけられる事がなくなるような社会を作っていくことも、もちろん大きな役割のひとつです。
QWRCは、医療福祉分野を始め色々な機関と連携したり、講演をしたりすることで、社会の中に「居場所」と思えるような場がもっと増えるようにと、働きかけていく活動も同時に行っています。
社会は少しずつですが、大きく変わっていると感じます。
それでもまだまだ、わたしたちが居場所と感じられる場所は少ないです。それらを維持し、今後も発展させていくために、どうかご支援をお寄せください。どうぞよろしくお願いします。
西ちづる
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