QWRCに関わるきっかけや思い(れん)
2024/2/5 08:00
私がQWRCにはじめて関わったのは16才の頃でした。自分がトランスジェンダーではないかと思い悩んでいたとき、インターネットで相談する先を探していてQWRCを見つけました。当時はまだLGBTという言葉も浸透しておらず「セクマイ 大阪」と調べたことを覚えています。QWRCは当時から電話相談をしていましたが、実家暮らしだった私は電話をかけることができずに、「メールで相談に乗ってもらえませんか?」とメールしました。「メールでの相談は難しいですが、若者限定で参加費無料のイベントがあるのでよかったら参加してみませんか?」と連絡をもらいました。
私は神戸にすんでいて、お小遣いが少ななかったので、参加は難しかったですが、高校を中退してアルバイトを始めたことで自分で行くことができるようになりました。
当時は中崎町にあったQWRCに行って私は大きなカルチャーショックを受けました。QWRCにはへんなおとながいっぱいいました。私がそれまでの人生でであってこなかったような、様々なバックグラウンドをもつ人たちに出会って「私は私として生きていいのだな」と思うことができました。
参加者としてQWRCに通いだして数年、気付けばスタッフとなっていて、コミュニティの運営や、資料整理、LINE相談のシステムなど、幅広くいろんな経験をしました。
私がQWRCで活動するのは「LGBTであることで差別されず、だれも死ななくていい社会」「若者が絶望しなくていい社会」にしたいという思いがあります。高校生の頃私がお小遣いがなくて参加できなかったように、同じように一人で抱え込んでいる若者も間違いなくいます。そんな若者に手を差しのべられたらと、コミュニティスペースの運営や、LINE相談など若者に繋がれるような活動をしていきたいと思っています。
私はこれからも「おとなは楽しいよ」というメッセージを発信していきたいと思っています。
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