日本レスキュー協会

災害救助犬が人命捜索の1つの手段として運用され、災害救助犬が有効に活動できる社会を作りたい。

災害救助犬のカミーノが2月1日に5歳のお誕生日を迎えます！

立派な災害救助犬になるため、日々訓練に励むカミーノや救助犬たちの応援をよろしくお願いいたします！

災害救助犬カミーノのバースデードネーション～頑張る救助犬たちの育成費を集めたい～

災害救助犬が人命捜索の1つの手段として運用され、災害救助犬が有効に活動できる社会を作りたい。
災害救助犬が日本で当たり前に運用される社会になれば、一人でも多くの命が救えるはずです。
災害時、残された家族にとって、救助犬が最後の頼みの綱であるケースはよくあります。
生き埋めになった犠牲者は、例え見つかっても残念ながら亡くなられていることが多くありますが、それでも遺族にとっては非常に重要なことです。
災害大国と言われる日本だからこそ、この活動を発展させ未来に繋げ、防災に強い国づくりを目指しています。

みなさんこんにちは！カミーノを担当している三枝（みえだ）です。災害救助犬カミーノは、2月1日に5歳のお誕生日を迎えました(*´▽｀*) まずは皆様、たくさんのご支援本当にありがとうございます。皆様のご協力により、目標金額の88％を達成することができました！残り4日、引き続き目標達成を目指して頑張ります！ そして今回の活動報告は、私とみっちゃんの出会いをお話をしたいと思います♪ <h2>プロフィール</h2><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/6d75bb57-8490-4751-ab94-95231f882428.jpg">名前：カミーノ（あだ名　みっちゃん）生年月日：2019年2月1日（5歳）犬種：ボーダーコリー性別：女の子出身地：千葉県好きな遊び：おもちゃの引っ張り合い好きな食べ物：お肉系性格：普段はクールですが、甘えたいときにはひっくり返って撫でてアピールをするツンデレガール♡投げたおもちゃを全力で追いかけて思いっきりズッコケるような、そんなおっちょこちょいな一面も(笑)一番好きなのはやっぱりおもちゃ！大好きなおもちゃで引っ張り合いをする時のお顔が一番楽しそう♪とっても賢くて訓練が大好き。何事にも全力投球で頑張り屋さんなみっちゃんです。 <h2>担当犬カミーノ</h2>みっちゃんが生まれた2019年2月1日。私は動物系の専門学校に通いながら犬について学び、犬達とともに学生生活を送っていました。 専門学校卒業後、様々な経験を経て2023年の4月に日本レスキュー協会に入職。カミーノが私の初めての担当犬となりました。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/7b5f4071-58d2-4304-8121-e23eca869355.jpg">担当になって最初に思ったのは、「ボーダーコリーかぁ、賢いし訓練するの難しいだろうな…」です(笑)仲良くなれるかどうかとても不安でしたが、人懐っこい性格のみっちゃんはすぐに私のことを受け入れてくれ、担当犬カミーノとの日々が始まりました。 <h2>訓練の日々</h2>仲良くなったら、みっちゃんとの訓練が本格的にスタート。やっぱり、さすがボーダーコリー！教えたことに対してとても呑み込みが早く、訓練は順調に進みました。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/64965e86-f964-479b-83c0-0355ce863d58.jpg">その日できなかったことが、次の日になぜかできるようになっていることが度々あり、こっそり自主練してる？と毎回のように思います(笑)教えたことをスポンジのようにどんどん吸収していくみっちゃん。最初は不安だった訓練も、みっちゃんより私の方が楽しんでいるのではないかというくらい、一緒に楽しく訓練を行ってきました。 しかし、たまにうまくいかないことも…。頑張って教えてもなかなか理解してもらえなかったり、昨日までできていたことが突然できなくなったり…やはりいくら賢いとはいえ、人間の言葉の意味は通じませんし、何を考えているのかわからないこともあります。思い通りに訓練が進まず、自分の非力さに落ち込むこともありました。 それでもカミーノはいつもキラキラした目で私をまっすぐ見てどうすればいいか考え、どんなときも一生懸命私の言葉や行動を理解しようとしてくれました。その素直でひたむきな姿に励まされ、よし、頑張ろう！と気持ちを切り替えて頑張れたことが幾度となくあります。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/917f5bf8-744a-4bfb-bad6-c3ee6a82ac20.jpg">そうして暑い日も寒い日も訓練に励み、つまずきながらも一緒に少しずつ成長して、2023年の秋に受けた救助犬の内部試験を見事合格！晴れて災害救助犬の仲間入りを果たしました。まだまだ駆け出しの私ができたことは少なく、みっちゃんが元々持っている素質や才能に助けられている部分が大きいですが、それでも、みっちゃんと一緒に精一杯頑張ってきてよかった！！そう心から思えた出来事でした。 <h2>最高のパートナー</h2><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/30157b73-f732-40cf-8dbf-8b7114614562.jpg">たとえ言葉が通じなくても、自分を素直に信頼し頑張ってくれるみっちゃんのことが、気が付けば大好きで、大切で、かけがえのない存在になっていました。担当になったばかりの頃は嬉しさよりも不安の方が大きかったスタートでしたが、今ではみっちゃんの担当になることができてよかった…！と心から思います。慌てすぎて失敗してしまうところや、全力を出しすぎて空回りする猪突猛進なところもどこか私と似ていて、いろんな意味でピッタリのパートナーです(笑) みっちゃんと一緒に過ごし、訓練をして、犬という生き物の偉大さ、面白さ、尊さを改めて感じることができました。今、災害救助犬訓練士としてみっちゃんを担当し活動できていることを、心の底から誇りに思います。 <h2>最後に</h2>みっちゃんと出会い、担当になってもうすぐ1年。ともに訓練に励み、悩み、挑戦し、たくさんの刺激をもらいながら過ごしてきたこの1年間は、長いようで本当にあっという間でした。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/e5661949-4da3-4d57-a460-7cd59ee66b92.jpg"><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/c8ff95df-be04-4e49-b75b-582cacf39045.jpg"><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/eaa8e826-4c06-4c7b-b551-74b2e5429395.jpg"><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/01062f53-e9e4-4665-832e-0f5ef3d7f518.jpg">「みっちゃんと一緒に過ごせるのは、あとどのぐらいだろう…」「小さい頃に出会って、担当としていろんなことを一緒に経験してみたかったなぁ…」と、たまに思うこともあります。しかし過去に戻ることはできません。 だからこそ、皆様に支えられて活動することができている今この瞬間を大切に、みっちゃんの担当でいられる最後の日まで精一杯活動したいと思っています。まだまだ始まったばかりのペアですが、いつか一緒に被災地の力となれるよう今まで以上に訓練に励んでまいります。 私達らしくひたむきに、全力で頑張ってまいりますので、見守っていて頂けると嬉しいです。引き続き頑張るみっちゃんや救助犬たちの応援、どうぞよろしくお願いいたします！ 以上、活動報告でした！

みっちゃんとの出会い

皆さんこんにちは！2月1日に5歳のお誕生日を迎えるカミーノ（みっちゃん）の担当、災害救助犬事業スタッフの三枝（みえだ）です。いつも私たちの活動を応援して下さり、ありがとうございます。&nbsp;この度の能登半島地震により被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。&nbsp;当協会は今回の震災を受け、災害救助犬事業より隊員5名、救助犬2頭（太陽、陸）が発災当日に石川県に向かい、被災地で捜索活動を行いました。僭越ながら今回の活動報告は、災害現場に初めてサポートとして帯同した私の目線から感じたことを含め、お話しさせていただきたいと思います。&nbsp; 石川県に向け出発1月1日、能登半島地方での地震発生後、すぐに情報収集と出動準備を開始しました。発災から４時間後、兵庫県伊丹市の本部を出発。石川県珠洲市へと向かいました。目的地へ向け車を走らせるも、石川県のいたるところで道路が陥没。土砂崩れにより通行不可のところもあり、走行しながら通れる道を探しつつ、目的地に向かうこととなりました。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/df8d8a32-9716-42b4-96e1-8220825ee663.jpg">たどり着いた七尾市（珠洲市の手前）には、傾き、崩れ、原型が分からなくなってしまっている家屋が何十軒とあり、想像をはるかに超える被害の大きさに、災害現場を初めて見た私はただただ呆然と眺めることしかできませんでした。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/1fd2aac1-c468-4104-ad77-563cab7f3e87.jpg">石川県珠洲市に到着目的地に到着したのは、発災から18時間後のこと。大規模な災害により救助機関も全体の被害状況を把握できず、現場は混乱していたため、この日は災害救助犬を運用しての捜索はできませんでした。そのため、私たちは頂いた安否不明者情報をもとに暗い道を懐中電灯で照らしながら、1軒1軒倒壊した家屋を歩いてまわり、声かけによる安否確認を実施しました。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/75e1523e-9261-4671-a67e-5936e867ac1f.jpg"><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/532e8c3b-68f9-48c2-88ab-88013e70eb13.jpg">情報をもとに家屋を探し声をかけて周りましたが、残念ながら返事が返ってくることはなく、捜索範囲を周り終わり、私たちは現場を後にしました。冷たく暗い中で助けを待っているかもしれない方々のことを想うと言葉にならず、やるせない気持ちでいっぱいでした。 災害救助犬、出動次の日には災害救助犬の出動要請があり、消防と連携し計2か所で捜索活動を実施。この日も震度４～５の地震がたびたび発生し、現場は緊張感が漂っていました。 余震が続く中での捜索は、常に危険と隣り合わせです。地震による二次倒壊の危険性があるため、捜索中でも退避命令が出たら犬とともに逃げなければなりません。ハンドラーは常に、犬を守るために準備しておかなければならないのです。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/20906749-e012-43a4-a299-f866fdb1de65.jpg">家屋は激しく倒壊し足場の悪い環境でしたが、2頭ともハンドラーとともに懸命な捜索を行いました。彼らのひたむきな捜索姿はとても逞しく、本当に立派でした。救助犬の明確な反応は見られませんでしたが、反応をもとに可能性のある場所を消防にお伝えし捜索活動を終了しました。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/7c4ffaaf-3e31-48bc-99b7-92be9492e04e.jpg"><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/09610f11-7ca2-4162-bc0f-5d6c0ef88ef4.jpg">その後も数日間、全国各地から集まった救助犬団体と分担し、公的機関とともに捜索活動を実施。ある捜索場所では陸とハンドラーの懸命な捜索により、救助犬の反応箇所からその後すぐに発見されたと消防の方にお声をかけていただくこともありました。残念ながら亡くなられていましたが、少しでも早くご家族のもとにお返しすることができました。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/5d38cb6f-1083-442c-a8eb-a2e5afb0c228.jpg">（行方不明者情報の聞き取りの様子）<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/5c8d0eb9-e63e-484f-bfb9-34030c297bf5.jpg">（犬にとって危険な物がないか、捜索前にハンドラーが確認します）<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/dbe69d5b-950d-4e6e-bbbf-8eadf6e4dab9.jpg"><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/72a30097-7ce2-469f-bf9d-19c309c1fdde.jpg"><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/0489eb1c-74dc-412d-951e-d1883aab6c5d.jpg">（災害救助犬・陸　捜索）<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/958fbcb2-0f28-4c78-aac2-1853a1e23918.jpg"><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/d67d9e6c-3055-4a4a-b2f2-a3eec163e9c8.jpg"><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/2197390c-718d-4469-a9ef-a44feecf0cd0.jpg">（珠洲市の様子）その後も救助犬の要請があれば、1日に何ヶ所もの現場に向かい、救助機関とともに災害救助犬による懸命な捜索活動が続きました。 1月10日、捜索活動を終了後、救助犬2頭と隊員のコンディションを考慮しこの日の活動をもって珠洲市を離脱することとなり、捜索要請があれば再出動できるよう本部で体制を整えることに。 金沢へ現場を離れ、休息をとるため金沢へ向かうこと車で約5時間。水が使えず、冷たいご飯を食べて車中泊で過ごしていた被災地での生活から一変、そこでは当たり前のように蛇口から水が流れ、きれいなトイレがあり、温かいお風呂に入って温かいご飯を食べられる環境がありました。当たり前の生活を送れることがどれほどありがたいことか、感謝の気持ちでいっぱいになったと同時に、一瞬で何もかも無くなってしまう災害の恐ろしさを、現場を離れて改めて痛感しました。 ある日突然日常が奪われてしまうかもしれない。昨日まで会えていた人と会えなくなるかもしれない。災害大国である日本に住んでいる限り、自分自身が被災者になることは誰にでも起こり得ます。この出動で体験したことや感じた想いをこの先も忘れてはいけないと、強く思いました。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/8271de35-8b82-4011-8717-d3f4efa3450f.jpg">出動を振り返って今回、私は実際の災害現場を初めて目にし、想像を絶する光景と被害の大きさに今までにないほどの衝撃を受けました。大切な家族を亡くされたご遺族は一体どんな想いで過ごされているのだろうか、想像するだけでも胸が痛く、精神的にも辛い現場でした。 そのような過酷な現場の中でも約7日間に渡り懸命な捜索を行った太陽・陸、そしてハンドラー。実際の活動を目の当たりにし、日頃の訓練の積み重ねがいかに大切かを改めて感じました。また災害現場では、自分自身で大切な犬達を守らなければいけない責任感も、余震の続く現場に帯同し身をもって感じました。 頼もしい捜索を行った2頭、そして彼らをここまで育て、現場でともに活動した先輩ハンドラーのようになりたい。そのためにも、今まで以上に様々なことに真剣に向き合い、有限である時間を大切にしながら訓練を行い経験を重ねていく。それが、今私がするべきことだと思っています。カミーノとともに成長しいつか被災地の力になれるよう、今後も精一杯活動してまいります。引き続き応援の程、よろしくお願いいたします。 拙い文章ではありましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。次回の活動報告もお楽しみに！

災害救助犬カミーノのバースデードネーション～頑張る救助犬たちの育成費を集めたい～

認定NPO法人

団体を見つける

Syncableについて

サポート

関連サービス