【活動報告】ゾンデべ二次創作小説 Ruby とリラの突撃!隣の朝ごはん!
2024/7/24 08:00
こんにちは。まっきーです。
今回は、リラの作ったプロフィールからできた読み切り小説にお付き合いください。
第4回本公演のキャラクターがでてきますが、私まっきーによる二次創作物となっています。
プロフィールとは、決定稿配布時にKAEDEより子どもたちにでた宿題です。
創作過程のやりとりは、大家は見たシリーズ④にてどうぞ。
https://syncable.biz/campaign/5607/report/9766#campaign-tabs
Rubyとリラの突撃!隣の朝ごはん!
私はRuby。
この街のローカルテレビのアナウンサーだ。
本当は政治の腐敗に切り込んだり、巨大企業の闇に立ち向かう報道がしたくてアナウンサーになった。
なのにこのテレビ局ときたらバンジージャンプをさせたり、激辛グルメを食べさせたり、ドッキリを仕掛けられたり、なんだか芸人みたいな仕事ばっかり。
今日も無茶ぶりばかりする伊勢プロデューサーに呼ばれてる。
とてつもなく嫌な予感。
「Rubyちゃんさぁ、新しいコーナーやらない?新人さんと!」
開口一番、伊勢プロデューサーが言った。
「今度はどんなことするんですか?この間もゾンビにインタビューするとか無茶言うから新人さん1日で辞めちゃったじゃないですか。」
「今回はさぁ!我が街がいかに平和かお伝えするために、Rubyちゃんと新人ちゃんが誰かのお宅に突撃して朝ごはんをご馳走になるっていう、ハートフルで平和な企画よ!政府からゾンビとかイメージ悪いことやめろって圧力が…いや、何でもない。」
「え?朝から人の家で朝ごはんご馳走になるんですか?ちゃんとコンプライアンスとか考えてます?今はすぐ青い鳥が情報を回して炎上するじゃないですか。」
「大丈夫!もちろん、ちゃんとアポは取ってる!今度の新人ちゃんは若いながら弟、妹を養っている健気な子だよ!さあ、リラちゃん入って!」
「おはようございます!Ruby先輩のことを毎日テレビで見てます!よろしくお願いします。」
大学を出たてだというリラという新人はそう言って私の目の前までやってきた。
これ以上人手不足になっても困るし、毎日見てくれると言われて悪い気もしない。
見てるというニュースが、絶叫マシンに乗って泣きじゃくっていた時で無いことを祈るばかりだ。
「よし、じゃあ一軒目は私がお手本を見せるからしっかり付いてきてね!」
「はい! Ruby先輩よろしくお願いします!」
一軒目は天才科学者Dr.デベローのお宅。
ピンポーン
「おはようございます、ローカルテレビのアナウンサーRubyと申します。朝ごはんをご馳走になりきました。」
インターホンからすぐさま応答が出ました。
「テレビ局?俺様の発明を奪いに来たスパイじゃないのか?ジュニア、レーザー銃持って来い!」
「あ~い!」
「ちょ、ちょっと!違いますよ!物騒なものはしまって下さい!ちゃんとアポ取ってます!」
出だしからつまづいたけど何とかお部屋に案内された。
やれやれ。
「それではDr.デベローさんの朝食を私も頂きたいと思います。出してもらってもよろしいですか?」
するとDr.デベローは禍々しい臭気とオーラを放つどす黒い?液体の入ったジョッキを差し出してきた。
「何ですか?これ。新しい薬ですか?」
「これが俺様の朝食よ!効率良く栄養をとるために生卵、ほうれん草、レバー、イワシ、牛乳、脳の栄養ブドウ糖、その他サプリをミキサーで混ぜたもの!これをイッキ飲み!」
目の前で飲み干すDr.デベローとデベローJr。
いやいや、こんなの無理無理。
飲んだら死んじゃう。
何でこんなところにアポ取ったの。
これはギブアップしようかな…と横を見ると、リラが「Ruby先輩格好いいです!お手本になります。」と目をキラキラさせてる!
…飲まない訳にはいかない。
一軒目から酷い目にあった。
カメラマンの前で吐き出してしまった。
放送事故だ。
カメラマンのアイスには後で編集してもらおう。
「次のお宅は総理官邸だから、きっととてつもなく豪華な朝食が出るはずだよ。」
と入社してきたばかりのリラを心配させないように声をかける。
不安げな顔のリラが少し明るい表情になった。
「わぁ、総理のお宅に入れるなんてすごいです。」
ピンポーン
「おはようございます。ローカルテレビより来ました。アナウンサーのRubyです。朝ごはんをご馳走になりに来ました。」
「は~い!」
総理夫人が出てきた。
今度はスムーズに行きそう!
「では、総理の朝食を頂きたいと思います。」
すると運ばれてきたのは納豆とご飯。
「え?これだけですか?」
思わず声が漏れてしまった。
「総理と夫人は豪華なものを食べていると思われますけれど、国民の皆様からの税金で暮らしているのですもの。普段は質素ですのよオホホ…ほんまは、貧乏生活してたから朝から重い物食われへんのやけど(ボソッ)」
総理夫人が何か言ったようなので聞き返そうとした瞬間、向いに座る総理が総理夫人を呼んだ。
「お~い、みどりおかわり!」
「は〜い!あら~あなたまだ6杯目じゃないの。もっとたくさん、た・べ・て♡」
総理夫人は、いそいそとおかわりを盛りに行った。
気を取り直して、隣のリラに声をかける。
「さあ、リラ初仕事よ。思ったのと違ったけれど総理官邸の朝ごはんを頂いてレポートしてね。」
すると、リラはボソッと言った。
「すみません、Ruby先輩。私納豆が嫌いで食べられません。」
「ええー!!朝ごはん食べる企画なのに納豆食べられないの?!何で引き受けたの?!」
「それは…うちには、幼い弟と妹がいて生活が苦しいので朝ごはんを人の家で食べられるなら食費が浮くと思ったんです。納豆は食べられないけど、パンは好きなんで洋食のお家ならお役に立つと思います!」
「ウップ…」
「す、すいませんRuby先輩。まさかあの後、3軒連続で納豆が続くなんて…。」
そう、何故かその後も行く家行く家朝ごはんが納豆だったのだ!
お腹がはち切れそう…。
こんな企画持ってきた伊勢プロデューサーに抗議してやる!
大体、何で1日で5軒も回るの?!
こんなコーナー今日で終わらせてやる!
そんなことを考えていると、後ろからリラが意を決したように話しかけてきた。
「Ruby先輩、私頑張って、いつかRuby先輩みたいになりたいです!」
苛立ちがおさまっていく。そんなふうに目標にしてもらえるならしばらくこのコーナー続けても良いかも?
「頑張って、Ruby先輩みたいに納豆を食べられるようになります!」
ガクッ!そっちかい!
「今日も平和だねー…」庁舎からAIの声が響いている。
完
4コマ漫画もかいてみた!
ネタが湧き出てきたら続編がでるかも!?
▲モンちゃん・アンナ・ボマ美&ルルーシア
https://hoshikaze.my.canva.site/4th-performance/
☆毎週金曜更新!【ほしかぜ踊ってみた。】☆
三代目JSOUL BROTHERS運動会ダンスに挑戦!「KICK&SLIDE」(分福×ピノ×アラレ× snow × Latte)/on 綾瀬Esmeralda)
★ゾンビ感染拡大中★
足立花火大会にいってきた!
足立区の花火大会は中止になりました。ので、浴衣に着替えた子どもたちにひと踊りしてもらいました。
https://youtube.com/shorts/yK6dO4k9Nuw?si=Ncx6EMIaROl0sCVJ
ゾンデべグッズを買ってみた!
1つの商品購入につき、300円がほしかぜ活動費に寄付される仕組みとなっています。
ぜひ一緒に公式グッズを身に着けて、本公演を盛り上げていけたらうれしいです。
▲着用モデル:coco & mika
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