【募集概要】
◆主催:一般社団法人ほしかぜ
◆期間:2024年1月15日(月)〜9月30日(月)
◆目標:60万円(ファーストゴール10万円/セカンドゴール30万円)
総事業費360万円。
◆寄付金の使途:子どもたちが最高のパフォーマンスを発揮するための「第4回本公演」運営資金として大切に活用させていただきます。
◆御礼・特典:サンクスメール、本公演ポートレート送付、公演パンフレットにお名前掲載、本公演会場にお名前掲示
ストーリー
こんにちは、私たちは足立区で子どもたちが主体となる表現活動をしている、一般社団法人ほしかぜです。
代表理事のKAEDEは、学生時代に学校での集団生活に馴染めず、そんな自分に劣等感を感じながら、息苦しい毎日を送っていました。しかし、旗揚げした学生劇団で舞台に立っている自分を映像で見た時に、自分を好きだと感じることができ、自己肯定感が生まれました。
初めて、自分の居場所を見つけた瞬間でした。
その後の舞台活動を通して、舞台は芸術に触れる場所であることはもちろん、表現力、コミュニケーション力、段取り力、他者を受け入れる力など、様々な能力が身につく場所であることを実感しました。この経験を子どもたちに伝えたい、より多くの子どもたちが輝ける居場所を作りたい、という想いで2019年に「キッズパフォーマンス集団ほしかぜ」を立ち上げました。
「キッズパフォーマンス集団ほしかぜ」 は、【本物の舞台芸術の中で】、【人前で‟自分を表現‟する】ことを活動の軸としています。
活動の集大成となる一大イベントが2年に1回行う「本公演」です。本物の舞台芸術の中に身を置くために、舞台監督、照明、音響といった裏方にはプロのスタッフを配置します。
また、歌、ダンス、アクション、エアリアルといった表現を取り入れ、子どもたちがプロから直接指導を受ける経験で、第一線で活躍する本気の大人の凄さをその身をもって感じてもらえるようにしています。
ほしかぜの子どもたちは、様々な表現を体験・吸収しながら自分の表現を探し続け、1日限りの「本公演」で、大人顔負けの集中力で最高のパフォーマンスを見せます。
子どもたちが生きるこれからの社会では、少子高齢化、人口減少、AIの進化など、変化が激しく、様々な課題が多く、正解のない時代と言われています。
そんな時代を生きる子どもたちが、自らをのびのびと表現し、自分も周囲も幸せに生きていくために、しなやかで豊かな感性と、主体性を持ちできる力を育んでほしいと思っています。
言葉にできないものからの心が震える体験、人が作るものへの情熱や感動、他者とともに作り上げることの難しさと尊さ。
それらを舞台、芸術、表現に触れることで感じて欲しいと願っています。
ほしかぜのビジョンは、
すべての子どもたちが、のびのびと自分を表現できる社会を目指し、
いかなる経済状況の子どもであっても、
舞台に立つ経験や舞台芸術に触れる経験を通して、
自分を表現する力・豊かな感性を育める環境を作る
ことです。
これらを叶えるために、「本公演」を継続的に開催することは、私たちの重要なミッションだと考えています。
前回本公演でのクラウドファンディングに挑戦して得たもの
前回の第3回本公演「異世界ア・ラ・モード」(2022年9月24日)において、初めてクラウドファンディングに挑戦しました。
多くの方のご支援をいただき、100万円という大きな目標を達成することができました。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
▼前回キャンペーン▼
https://syncable.biz/campaign/3114
クラウドファンディングを行ったことで、子どもたちも「こんなにたくさんの方が、自分たちを応援してくれているんだ」ということが目に見えることで実感できました。たくさんの応援の声は、子どもたちが舞台に上がり、自らを表現することへの勇気と誇りにつながったと思います。
900席の西新井文化ホールという大きな舞台での公演は、ほしかぜにとって初めての経験でした。関わるスタッフの人数も大幅に増え、本番が近づくほど、大舞台に取り組むプロたちの真剣さを目の当たりにする場面も多くなり、子どもたちの緊張感も高まっていきました。
しかし、本番が始まれば、KAEDEも保護者も客席で見守ります。本番中の舞台は、子どもたちとそれを支えるプロのスタッフたちだけの手に委ねられます。
舞台裏は子どもたちの緊張でドタバタがあり。トラブルがあり。でも、そんな張り詰めた空気の中で、自分を知り、他者に気づき、そして、考え、行動し、自分たちの力で乗り越えていきました。
演目が終わった後の子どもたちのはじける笑顔と大粒の涙。湧き上がる感情を抑えきれずに身体を震わせ、飛び跳ねる姿に、客席にいた全員が心を揺さぶられました。
舞台はひとりでは創れません。今回も多くの人たちとの関わりのなかで作品を創ることから、他者との共存、認め合う力が自然と身についていくことをこの大舞台を経て子どもも大人も実感していきました。
▼爆笑必至の舞台裏公開!「異世界ア・ラ・モード」メイキングムービー【長尺版】▼
今回のキャンペーンで実現したいこと
そして、前回の本公演から2年。2024年9月21日(土)にギャラクシティ西新井文化ホールにて、子どもたちによる舞台・キッズパフォーマンス集団ほしかぜ 第4回本公演の開催が決定いたしました!
ほしかぜは、子どもたちの考えを尊重し、彼、彼女たちのやりたいことを、大人が実現させるというモットーで活動しています。本公演の演目も全員で話しあって決めていきます。
今回も現座長の6年生3人を中心に、全4回の話し合いを経てきました。話し合いの中で決まった意見を元に、代表理事のKAEDEがオリジナルの脚本に起こします。
▼【#1 テーマ決定】第4回本公演「○○○○○」舞台裏▼
主役はいるけれど主演は全員
ほしかぜの本公演は、既存の脚本を子どもたちが演じるのではなく、子どもたちそれぞれの個性にあった脚本を創ることで、彼、彼女にしかできないパフォーマンス、表現を舞台の上で発揮させることに重きをおいています。それぞれの〝見せ場〟をつくることで、みんなが〝輝ける瞬間〟を演出しています。
普段の稽古や遊びの中で、その子らしさや秘めているものを感じ取り、それを台本や演出を通じてより多くの大人と共有し、その子の表現をみんなで応援していきます。なので、舞台での役柄は、演技でもあるのですが、その子がもつ個性や魅力に基づくものなのです。
これは、ほしかぜが「演劇ではなくパフォーマンス」という所以の特徴であり、価値でもあります。
今回チャレンジしたいこと「子どもたちの成長過程を見せていく」
前回の公演後に、応援者から「子どもたちがどんな過程を経て成長をしているのかを知りたい」という声をいただきました。
たしかに、保護者や関わるスタッフは、子どもたちに起きるトラブルや、直面する葛藤や困難などを知っているからこそ、本番当日にあの大きな舞台に立つ姿をみるだけで大号泣モノなのですが、当日の舞台だけを見た方にはその苦難の過程や、多様な人が関わって創られた舞台の裏側は、当然ですが見えません。
そこで今回の本公演では、子どもたちの成長過程をより実感いただけるように、制作過程からその様子を発信していくことにしました。
このクラウドファンディングのキャンペーンも9カ月前から取り組み、子どもたちがどんな練習をしているのか、どんな課題にぶつかっているのか、また、どんな人が関わって、どうやって作品を創っているのか、等、あの本公演の舞台が出来上がるまでを一緒に楽しんでいただけるよう長期間でのクラウドファンディングにチャレンジしてみたいと思います。
この大きなイベントの舞台裏を追いかけることで、子どもたちの成長の記録と、皆様からの応援コメントが積み重なった記録が何より子どもたちのパワーになると思っています。
彼、彼女たちが大舞台へと昇るまでの道程をお見せしていくことで、ファンやサポーターを増やしていき、みんなで公演を成功へと導けたらうれしいです。
応援してくださる皆様、ぜひ「ほしかぜのいちファン」となっていただき、「推し活」として楽しんでこのキャンペーンにご参加いただけたら嬉しいです!
一緒に9ヶ月後の舞台をつくりあげましょう!
そして、お待たせいたしました!今回、決定したタイトルがこちら!
第4回本公演「ゾンビ・ザ・デベロップ~魔法少女都市~」です!
アクションあり。エアリアルあり。現代社会の大人たちのしょうもないカオスをブラックな笑いと子どもの本音で、感動のエンタメ舞台に創り上げていく予定です!
どうぞご期待ください!!
▼第4回本公演タイトル決定!「ゾンビ・ザ・デベロップ~魔法少女都市~」発表の瞬間をお届け!(short動画)▼
今後、ほしかぜが目指したい「未来」
近所の子どもたちに声をかけ、最初は社会貢献という意識もなく、自分たちの楽しみの中で小さく始めた活動でしたが、メンバーも現在42名になり、保護者やボランティアスタッフを含み、100名規模の団体になりました。ビジョンやミッションも見えてきて、関係する人が増え、地域での認知度も上がってくるにつれて色んな子どもたちのニーズや、地域の声がより聞こえてくるようになりました。
その中の一つが、学校や人間関係に悩む子どもたちの存在です。
学校や人間関係に悩む子どもと大人たちと共に
様々な子たちがほしかぜに関わっています。学校との関わり方、友だちとの関わり方に悩み、生きづらさを抱えている子たちもいます。それに伴い、子育てに悩む親たちの苦しみもあります。
「その苦しさや問題を解決しよう」なんて意図的に取り組んでいるわけではないのですが、ほしかぜで、自己の表現や大きな舞台に一緒に取り組むことで、自然と解消されていくことが多くあります。
学校の先生が、ほしかぜの舞台に立っている子どもの姿をみて、学校での姿と大きく違いびっくりした、という報告も受けます。生き方や在り方が多様化していく社会の中で、学校などの既存の仕組みだけでは包括しきれなくなっていると思います。
芸術や舞台や表現には、今ある既存の枠から突破する力があります。また、自分の頭で考え、行動する力が養われていきます。そして、それが、今の生きづらさを感じている子どもや親たちの心を癒し、居場所になりうる取り組みだと、活動を通して実感しています。
「舞台の上では平等」
ほしかぜでは、子どもも大人も一人の人間として尊重できる関係性が自然と作られていきます。それが自分と他者をエンパワメントし、今いるところから一歩前に踏み出す力になるのだと思っています。
これからの社会で、ますますそういった場所が求められていくと感じています。「気ままに表現に触れることができる拠点を創る」ことも、ほしかぜの目標の一つです。
演劇界からの声
前回の本公演以降、舞台演劇業界からの応援もいただくことも増えました。コロナの影響で舞台に関わる若者の数が大きく減ったこともあり、ほしかぜの子どもたちの存在や取り組みに共感し、希望をもっていただいているようです。とても嬉しい限りです。
「文化格差を生んではいけない」という思いから、「アンダー24」など、子どもや若者の観劇支援の動きが各地で起こりつつあります。経済格差が、文化的な体験の格差になり、芸術、演劇などに触れることなく大人になっていくことにとても危機感を感じています。
▼「文化格差を生んではいけない」 演劇界で子どもや若者の観劇支援次々と 「あしなが」チケットなど(東京新聞)▼
https://www.tokyo-np.co.jp/article/225904
ほしかぜが、「すべての子どもたちが、のびのびと自分を表現できる社会を目指して」活動していく中で、特に足立区は貧困等様々な理由で文化芸術に触れる機会が得られない子どもたちが多いと感じています。
経済的に豊かな家庭の子どもでないと、舞台に上がれない、舞台芸術をその目で、耳で感じることができない。芸術とは本来、平等に機会を分け与えられるべきものです。
体で感じ、自分の心が震える体験や、整理したり言語化ができないものの表現に触れることが、人生をどれだけ豊かにしてくれるか、それを目の当たりにしてきた人間として、これからの子どもたちにも残してあげたいと切に願います。
ほしかぜの舞台から、今後の日本の演劇を背負っていく人が出てくる可能性は大いにあると思います。
寄付金の使途・リターン
ほしかぜの本公演は、どのような環境の子どもたちにも舞台芸術に触れられるよう、出演する子どもたちの参加費を抑え、入場料は無料としています。
前回の第3回本公演では、法人会員の会費積立金・参加費、助成金に加えてクラウドファンディングで賄うことができました。今回も西新井文化ホールという、902名が収容できる大ホールでの開催に加えて、出演人数が前回の倍になり、衣装の数、稽古指導回数なども増え、予算が前回を超える見積もりでしたが、場所代、制作過程で予算の抑えることで、前回と同じく総事業費は360万円を見込んでおります。
前回の経験も活かし、助成金申請、企業協賛などに、より力を入れ資金調達を頑張っていこうということで、今回のクラウドファンディングでの目標額は60万円としました。
長期間のキャンペーンとなるため、ファーストゴールとして、まずは10万円を目標に、走り出したいと思います。10万円は、楽曲制作にかかる費用に相当します。
画面右下の「支援する」ボタンで300円から寄付できますので、是非子どもたちを応援するお気持ちと共にご寄付をお願いできると嬉しいです!
また、ほしかぜが次のステップへと進むために、継続のご寄付をいただけますと大変ありがたいです。
多くの皆様の子どもたちを支えたい!というお気持ちによって、ほしかぜの活動は継続できます。
ご支援のほど、心よりお願い申し上げます。
※寄付金は決済にかかる手数料と利用料を除いた全額が団体へ寄付されます。