国際協力を「支援」だと思うあなたへ
2019/5/23 16:35
皆さんこんにちは!
コンフロントワールド学生スタッフの妹尾貫太郎です。
誰だって1度は「途上国支援をしたい!誰かのためになりたい」
そんなことを考えたことがあるのではないでしょうか?
僕もかつてはそう思う1人の大学生としてアフリカに興味を持ちました。
「紛争、飢餓、貧困、武装勢力、民族衝突、独裁政治」そんなネガティブワードで片付けられてきたアフリカは本当にそうなのか?
そうだとしたら、なぜ中華系や欧州企業が相次いで進出し事業拡大を目論んでいるのか?どうしてヨーロッパからはバカンスとしてアフリカを選ぶ人が多いのか?
そんなことを疑問に思い昨年はアフリカ大陸に2度渡航し、結果として1年の1/4ほどをアフリカ大陸で過ごしました。
その上で私が思い至ったことを少しだけお話しいたします。
まず結論として「支援」という言葉を使いたくなくなりました。
つい最近目にしたこんなフレーズがあります
「Do not give the people fish, But let’s think together how to get it」
“飢えているものに魚を与えず、魚の釣り方を共に考えよう“
支援ではなく「後押し」が必要だと感じた私の考えをものの見事にまとめた素敵な言葉です。
幸いなことに、学生団体や各種スタディーツアーを通じて途上国支援に関わることは比較的容易な時代にあります(実際にアクションに移す人は少ないですが…)
しかし、そこではあくまで日本人である私たちが主人公で
「私が彼らを支援する」
という図式が成り立ってしまっている気がしてなりません。
私たちの思いとは裏腹に、どんなに完璧な事業計画を持って途上国に乗り込んだとしても入国の際にパスポートの提出を求められる「外様」であることに変わりはありません。
「お邪魔させていただく。」そんな思いを忘れてはいけません。
その点で私は「支援ではなく後押しを」と考えるようになりました。
あくまで主役は海の向こうにいるはずではないでしょうか
あなたは主人公になってはいけません。
いつの日かあなたがチームの一員になってくださることを心よりお待ちしております!
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