【WE21ジャパン25年のあゆみ➃ 】~共に学び合い育ちあう共育(ともいく)活動~
2023/10/30 19:06
【あと1日!】25周年を迎えたWE21ジャパンの活動を継続したい!設立記念寄付キャンペーンがのこすところあと1日となりました!
現在、Syncableや郵便振替などをあわせて1,062,371円 のご寄付をいただきました。
温かいご寄付をくださった84名のご支援者の皆さま、誠にありがとうございます!深く御礼申し上げます。
全体目標120万円の達成率は88%となりました!
目標達成に向けて、あと一歩のご協力をどうぞよろしくお願いいたします!
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今回は、WE21ジャパンの25年の歴史を振り返るミニ連載は、本日で最終回です。
四半世紀の節目に、WE21ジャパンが取り組んできた活動を振り返る企画にお付き合いいただきありがとうございました。
最後までぜひお楽しみくださいね。
【WE21ジャパン25年のあゆみ➃ 】~共に学び合い育ちあう共育(ともいく)活動~
WE21ジャパンは設立当初から、「共育活動=共に学び合い育ちあう活動」を大切にしてきました。世界の遠い地域で起きている問題が、実は私たちの暮らしと深く繋がっていることに問題意識を持ち、「社会を変える」ために行動する市民を広げることがWE21ジャパンのミッションです。そのために、活動を通して知った社会問題を市民と学び合う「共育活動」は私たちの根幹でもあるとても大切な活動として位置づけてきました。
【まずは学ぶことから】
WEショップが神奈川県内各地に広がり、その収益で少しずつ世界各地への支援が始まる頃から、活動にかかわるメンバーは支援先の課題を真摯に学んできました。支援先と顔の見える関係を作り、平和のネットワークを築くために、また寄付をしてくれた市民の期待に応えるためにも、責任ある支援活動を行わなければならない、と支援先団体の方をお呼びする講座には多くのメンバーが足を運び、熱心に質問をしてきました。そうして学んだメンバーが、今度は「語り部」として、WEショップでお客様に学びを伝えていく……それが私たちの共育活動の始まりになっています。
【社会を変えるための共育活動】
WE21ジャパン・グループの活動が活発になる中で、WE21ジャパンでは社会を変えるために、行動する市民を増やすための共育活動として、以下のような活動が行われてきました。
【アジア・友だち・みらい貯金】
2003年からは、オレンジ色の募金箱を地域の市民に配布し、一年間をかけて貯金箱のように募金を集めてもらう「アジア・友だち・みらい貯金」を実施しました。アジアの地域の人びとの貧困等の課題は、日本の大量生産・大量消費の生活が原因の一つになっていることを知ってもらい、アジアの隣人に思いを馳せてほしいという願いで活動が始まりました。また、日本に寄付が当たり前になる社会を作り出すことも目標になっていました。支援先は、次世代につなぐという視点で、日本国際ボランティアセンター(JVC)のアフガニスタン女子教育支援とし、シギ村の女学校の生徒たちとのあたたかい交流や、毎年のように現地スタッフによる報告が行われ、アフガニスタンの人びとと顔の見える関係が築かれてきました。2017年度からは、寄付社会を広めていく、という一定の役割を果たしたことから、「アジア・友だち・みらい貯金」の活動は、WE21ジャパンから地域NPOが主体へとシフトしていきましたが、現在もこの時に繋がった縁が、アフガニスタンへの支援活動として継続しています。
写真:「アジア・友だち・みらい貯金」の貯金箱
【開発教育】
「地球規模で考え、地域で活動する」「知る、考える、行動する」という開発教育の考え方は、WE21ジャパンのビジョンと重なるものであり、2002年度から開発教育にも取り組んできました。自分たちの暮らしと世界のつながりを考えるワークショップが検討され、身近なカップ麺を素材に世界とのつながりを考える教材「カップめんから世界が見える」が開発されました。この教材は好評となり、教育現場や市民団体へ出向いて講座を行う「出前講座」が盛んになりました。続けて、21世紀は水の争いになるだろう、と言われ始めたことから、2つ目の教材「世界の水ものがたり」を作成しました。この活動は現在も続いており、2020年には3つ目の教材「今日はフェアトレードの日!?」を発行しました。この教材は消費者教育教材優秀賞を受賞し、フェアトレードの入門教材として評価を受けています。「カップめんから世界が見える」も、パーム油の問題から再び注目を集めており、学校での副読本への掲載等、現在も市民が世界とのつながりを考え、行動するためのツールとして、活用され続けています。
写真1:学校での「カップめんから世界が見える」ワークショップの様子
写真2:「今日はフェアトレードの日!?」ワークショップ中の写真
【貧困なくそうキャンペーン】
市民に向けた啓発活動として、2007年には全WEショップに呼びかけて、「思いをはせようキャンペーン~なぜ食べられない人がいるの?世界の食料は足りているはずなのに~」を行い、翌年2008年から「貧困なくそうキャンペーン」と名称を変え、現在まで継続されています。キャンペーンは、10/16世界食料デー、10/17貧困撲滅デーを中心に10月の1か月間開催され、市民が世界の不公正な仕組みに目を向け、貧困問題を考えるきっかけを提供するキャンペーンとなっています。ミレニアム開発目標(MDGs)達成のために世界的に展開されてきたキャンペーン「Stand Up Take Action」への参加も行われ、毎年、各ショップの前でMDGs達成を求めてスタンドアップ!(立ち上がって)して写真を撮ることが定番になりました。2015年からSDGsが開始したことで、Stand Up Take Actionは終了しましたが、お客様に世界の問題をアピールし、参加をしてもらうキャンペーンとして現在まで継続し、共育活動の省庁になっています。
写真:WEショップの前でスタンドアップ!「Stand Up Take Action」
写真:貧困なくそうキャンペーンでのSDGsのアピールの様子
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