あかちゃんとお母さんのための施設「聖路加助産院マタニティケアホーム」
2023/9/6 18:30
築地駅からほど近い、礼拝堂の十字架が目印の聖路加国際病院旧館。夕方になると礼拝堂の鐘の音が響きます。そのむかいに、ガラス越しに照明がキラキラと輝く4階建ての建物があります。聖路加助産院マタニティケアホームです。なかに一歩入ると、通りのにぎやかさが一瞬にして消え、心が落ち着く静かな空間が広がっていました。
聖路加助産院マタニティケアホーム 建物外観
助産院から発展し設立されたこの施設では、出産後のお母さんが育児をスムーズに始められるよう、助産師さんによる専門的な支援を受けながら、あかちゃんと共に過ごすことができます。
廊下の展示作品
自宅での産後のサポートがないお母さんも、あかちゃんのお世話や自分の体調について24時間いつでも助産師さんに相談ができ、自然栽培の野菜をふんだんに使用した食事や体にやさしい手づくりのおやつなどをいただきながら体を回復させ、あかちゃんの沐浴の練習などもおこなえるそうです。
畳コーナー
注:施設内には利用者以外はお入りいただけません。
新型コロナウイルス感染症の流行などもあり、長い間ご訪問ができませんでしたが、今回久しぶりに作品を入れ替えさせていただきました。
施設を利用された方からは、「慣れないあかちゃんとの生活のなかでこちらを利用しました。お部屋の前にあるちひろさんの絵を見て、穏やかな気持ちになれます」「やさしい絵で心が癒されます」などのコメントをいただいています。また、施設で働くスタッフの方たちからも「このような絵が職場に飾られていることで、私たちスタッフが日々の仕事の合間にほっとひと息つくことができます」という声をいただいています。
作品入れ替えのようす
生まれたばかりのあかちゃんとの新しい生活のスタートは大変ですし、不安なこともたくさんあるかと思います。ひとりでも多くのお母さんたちが、いわさきちひろの作品を楽しみ、この世に誕生したばかりのあかちゃんとの生活を穏やかな気持ちでスタートすることができますように。アニバーサリーギフトは、9月8日(金)が最終日です。引き続き、病院内複製画展へのご支援をよろしくお願いいたします。
病院内いわさきちひろ複製画展担当 窪田
← 活動報告一覧へ戻る