いわさきちひろ 夜の国で青い鳥をつかまえるチルチルとミチル  1969年

子どもの幸せを願い、生涯、子どもを描きつづけた画家いわさきちひろは、49年前の1974年8月8日、55歳でこの世を去りました。ちひろ美術館は、「世界中のこども みんなに平和としあわせを」という言葉を遺した画家いわさきちひろの願いを、ちひろの絵とともに伝えていく活動を続けています。そして、ちひろが亡くなった8月8日を毎年「ちひろ忌」として、子どもの幸せと平和を考える日としています。

ストーリー

いわさきちひろ おつむてんてん 1971年

2022年に続き、2023年も、日常的に美術館を訪れたり、絵本を楽しんだりすることが特に困難な状況に置かれた子どもたちが、身近なところで絵本や美術を楽しめるよう、このちひろ忌から1か月間、アニバーサリーギフト(寄付)を募集します。

ちひろ美術館は、だれもが安心して生活でき、豊かな文化に親しめる社会の実現に向けて、特に子どもたちに楽しんでもらえる活動をさらに広げていきたいと思っています。

■ 寄付金の使いみち

アニバーサリーギフト(寄付)は、来館が難しい患者やその家族、医療関係者を対象に、病院内でのちひろの複製画の展示や、絵本を楽しむ活動のために使わせていただきます。2006年の長野県立こども病院から始まり、現在では次の医療機関で、この「院内展示」を実施しております。

・長野県立こども病院

・東京女子医科大学病院

・聖路加国際病院

・埼玉医科大学総合周産期母子医療センター

・国立成育医療研究センター

・同センター内医療型短期入所施設「もみじの家」

・富山県リハビリテーション病院・こども支援センター

・聖マリアンナ医科大学病院

いずれも、200~1000ほどの病床を持つ地域の中核病院として、重い病気を持つお子さんとそのご家族を支えるために、高度で専門的な医療を提供している医療機関や、そこに併設された施設です。

国立成育医療研究センター内医療型短期入所施設「もみじの家」

2022年は、お寄せいただいたご寄付をもとに、いわさきちひろの代表作のピエゾグラフ作品を新たに印刷するなど、病院内での複製画の展示の充実に向けた準備を行いました。そして、2023年5月以降、コロナ禍で長く訪問が難しかった病院を訪れ、作品の入れ替えを行ったほか、新たに聖マリアンナ医科大学病院(神奈川県川崎市)でもちひろの複製画展を始めることができました。

聖マリアンナ医科大学病院での展示の様子

■ご利用者さまからの声

”8月生まれの娘は、初めから小さく産まれてくるのが分かっていたので、夏の植物の様に生命力あふれるように大きく育って欲しいという想いと、夏の草木の様な青緑色をイメージし、名前に「翠」という字を入れました。NICUでミルクをあげていると、パパが「このちひろの絵、「緑の風のなかで」だよ。字は違うけど、この子の絵みたいだね」と言いました。私たち夫婦は、娘が退院したら美術館で同じ絵を購入して、家に飾ろう、と話しました。

安曇野の美術館は、家からすぐ近くなので、娘がお昼寝をしている間に、私は急いで「緑の風のなかで」の絵を買いに行きました。そして、美術館の近くにある家具屋さんで額を注文し、私たちにとって特別思い出のある、「緑の風のなかで」の絵を家に飾ることができました。

この絵を見ると、辛かったり、嬉しかったりした、あのころの夏を思い出します。娘に、「緑の風のなかで」の話をする日が楽しみです。”

(長野県立こども病院のご利用者さまより)      

いわさきちひろ 「緑の風のなかで」 1973年

”病院という独特な空間にやさしい彩りを添えてくれるちひろの絵画。

毎日頑張る親子を包み込むように、いつもそっとやさしく見守ってくれているかのよう、日常生活に溶け込み、いつの間にか患者様だけでなく職員も癒されます。

絵画を通じてご支援くださったみなさまに感謝申し上げます。”

(長野県立こども病院 ボランティアコーディネーターさまより)

■いわさきちひろとちひろ美術館

自らも戦争体験を持つちひろは、「世界中のこども みんなに平和としあわせを」と願って絵筆を握り続けました。「いわさきちひろ記念事業団」は、ちひろの死後、遺族から作品のすべてと著作権の一部の寄贈を受け、設立されました。そして、ちひろの絵を愛する人たちからの寄付とともに、ちひろの死後3年経った1977年9月、「いわさきちひろ絵本美術館」(現「ちひろ美術館・東京」)を東京都練馬区下石神井の自宅兼アトリエの一角に開館、1997年には、長野県北安曇郡松川村に、安曇野ちひろ美術館を開館しました。

ふたつのちひろ美術館(公益財団法人いわさきちひろ記念事業団)は、「子どものしあわせと平和」「絵本文化の発展」を理念に掲げて活動しています。絵本は、ことばや文化、国や民族の違いを超えて、0歳から100歳を超えるあらゆる世代が楽しめる文化財です。世界中で、未来を担う子どもたちが絵本に親しみ、豊かな心が育まれることを願って、ちひろ美術館は日々活動を続けています。

いわさきちひろ チューリップと猫と少女 1960年代半ば

また、ちひろ美術館は、子どもたちが人生で初めて訪れる美術館「ファーストミュージアム」として親しんでいただけるよう、全館バリアフリーで、ベビーカーで入館できます。国内外の絵本をそろえた「絵本の部屋」、靴を脱いで遊ぶことのできる「子どもの部屋」、授乳室、小さい子ども用のトイレやベビーシートなども整備しています。ぜひお子さんとごいっしょにお越しください。

※当公益財団へのご寄付については、他の公益財団法人や認定NPO法人等ともあわせて、2023年1月1日~12月31日までの期間内に合計2,001円以上の寄付をされた場合に「税額控除」または「所得控除」のいずれか有利な方法を選択して、寄附金控除を受けることができます。控除を受けるためには、確定申告が必要です。詳しくはお住まいの管轄の税務署にお問い合わせください。

※ちひろ美術館の活動の詳細は、ちひろ美術館公式ウエブサイトをご覧ください。 → 

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