いつも記事を読んでいただき、ありがとうございます！

今日からはまた、スローフードのネットワークにいる様々な人からのコメントを紹介していきたいと思います！

まず応援コメントをいただいたのは、東京・西麻布にあるミシュラン三ツ星レストラン「レフェルヴェソンス」のシェフ、生江史伸さんです。ミシュランでは「持続可能なガストロノミーに対し積極的に活動しているレストラン」に与えれるグリーンスターを獲得したり、「アジアベストレストラン50」ではサステナブル・レストラン賞を受賞するなど、常にガストノミーの世界でのサステナビリティの最前線に立っています。

イタリアでのテッラマードレや、近年の日本での全国イベントには毎回参加してくださっている、とても心強いメンバーでもある生江さんからのメッセージ、是非読んでみてください🐌

生江史伸さんからのメッセージ

現代の社会は「食の簡便化」が進み、”うまいもの”を手軽にを手に入れられる時代になりました。簡便化は効率化された生活パターンに支えられ、一度その効率が上がると人は基準を元に戻すことが難しくなります。

ガストロミーレストランは元々、手間ひまと時間をかけた料理を、ゆっくり（スロー）食事をしていただくことを仕事の軸においていました。

ですが、近年は競ったかのように沢山の料理を細々と出すスタイルが流行し、お客さまもレストラン側も早い（ファスト）ペースで食事を進めることに疲労しているような気がします。

スローフードはおいしさを通じた幸せの獲得のための教科書です。

自戒も込めて、スローフードの多様で自由なおいしさの価値を、今一度見つめ直してみたいと思っています。みなさんと一緒に無限に広がる「おいしさの幸せ」を深めて行けることを楽しみにしています。