自己紹介と兵庫朝鮮学園との関係性

はじめまして。

神戸朝鮮高級学校58期卒業生（2012年3月卒）の郭勇祐（クァクヨンウ）と申します。

現在は地元の神戸を離れ、名古屋共同法律事務所にて、弁護士として働いています。業務としては、労働問題、離婚、相続、交通事故、刑事事件等、身の回りのトラブルを扱っています。在日朝鮮人に関わる活動としては、朝鮮高校無償化裁判の愛知弁護団で活動したり、弁護士会でヘイトスピーチに関する委員会に所属しています。

私は、幼稚園と小学生時代は西神戸朝鮮初級学校、中学生時代は神戸朝鮮初中級学校、高校生時代は神戸朝鮮高級学校に通い、大学で日本の大学に進学するまで15年間兵庫朝鮮学園の学校で育ちました。

兵庫朝鮮学園の魅力

　朝鮮学校に対する誤解や偏見が少なくない日本社会では、民族教育が無いと朝鮮人であることを自ら否定してしまうことがあります。自らの出自やアイデンティティに抵抗を持たずに育つためには、民族教育はなくてはならないものだと思います。民族の言葉、文化、歴史を学ぶことで、朝鮮人としてのアイデンティティを確立できると思います。自分は民族教育を受けたからこそ、いまも本名を名乗って朝鮮人として堂々と生きることができていると思います。

兵庫朝鮮学園への期待

　朝鮮人が朝鮮人として堂々と生きることができる社会は異文化を理解し、多文化が共生する社会、誰もが安心して生きられる温かい社会であり、それはSDGsやダイバーシティの理念にも通じるはずです。今後も在日同胞社会や日本社会の健全な発展のために、ともに頑張って行ければと思います。

兵庫朝鮮学園とは？