だいかい大学で講座を企画してくださった片野さんより感想をいただきました!
2023/7/4 13:12
この度は一般社団法人ケアと暮らしの編集社のキャンペーンページをご覧いただきありがとうございます!
マンスリーサポータープロジェクトチームの城戸口です。
今回の活動報告記事で紹介させていただく方は片野さんです。
片野さんは、視覚障害がありながらも、だいかい文庫を始めとする、様々な地域コミュニティの場に積極的に参加されている片野さん。そんな片野さんに、だいかい大学で講座を企画されたことについてインタビューさせていただきました!
だいかい大学で講座を企画しようと思った理由
「ヒューマンライブラリー」という対話イベントを京都で開催した経験があり、移住した豊岡でも機会があれば同様の企画をしたいと思っていました。以前にだいかい文庫で開催されたトークイベントでゲストの方が、「当事者の経験談は重要」と語られたことも後押しになりました。私自身は、視覚障害で困難を抱えながらも、周囲の理解やサポートで幸せに暮らせているので、その経験談が他の方のお役に立てればと思い講座を企画しました。(写真右が片野さん)
だいかい大学の講座内容
「見えなくても人生は楽しい♪」という講座名で企画しました。前半は、20年前に診断された「網膜色素変性症」という進行性難病と視覚障害について説明をしました。後半は、私の芸術やスポーツを楽しむ方法を伝え、視覚障害者と晴眼者が一緒にアートを鑑賞し、そこでの対話から作品の新しい見方や意味を双方が発見する「ソーシャル・アート・ビュー」という試みも紹介しました。
実際に講座をしてみての感想
講座準備のために様々な情報をネット検索で調べました。すると、自分の病気や障害に関するYouTube動画や当事者YouTuberが増えていることに驚き、改めて、私も含めたマイノリティの人たちが情報発信する重要性を感じました。そして、ソーシャル・ビューという試みも初めて知りました。この講座で自分自身も新しい発見や学びがあり、感謝しています。これからは、子どもや若者も気軽に発表できる場として、だいかい大学が活用されることを期待しています。私は、次の企画として趣味のラグビー観戦講座を検討中です!
← 活動報告一覧へ戻る