アサクサデンエン、ザッツザプレンティが「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」受け入れ馬に
2023/7/1 18:50
[画像]左・アサクサデンエン 右・ザッツザプレンティ
いつもあたたかなご支援をありがとうございます。引退馬協会事務局です。
「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」の対象馬として、北海道空知郡南幌町の南幌ライディングパークで所有・繋養中の、アサクサデンエン(牡馬・23歳)と、ザッツザプレンティ(セン馬・22歳)の2頭を受け入れることが決定しました。
南幌ライディングパーク様とのご縁は、再就職支援プログラムの卒業生のケイウンニシキを譲渡してからですが、この数年のコロナ禍により乗馬離れが深刻となり、経営に大きな打撃となっていました。
乗馬クラブの経営が安定しないと、在厩馬の将来が不透明になる場合もあります。両馬が将来にわたって健康に不安のない馬生を全うできるよう、当協会からバースデードネーションの対象馬とすることを提案させていただきました。
同クラブからもご了解をいただき、このたび受け入れが決定いたしました。
アサクサデンエン
1999年イギリス生まれ。2001年に日本で競走馬としてデビュー、主な勝ち鞍には2005年の安田記念(G1)や京王杯スプリングカップ(G2)があります。2007年に競走生活を引退後は、種牡馬として活躍、2年連続してNARグランプリの部門表彰馬を輩出しました。
2012年に種牡馬を引退してからは社台ファームで従業員の乗馬訓練で活躍、2016年に南幌ライディングパークに功労馬としてザッツザプレンティとともに譲渡されました。性格は牡馬とは思えないほど大変穏やかとのこと。
ザッツザプレンティ
2000年生まれ。2002年に競走馬デビューし、2003年菊花賞(G1)、2002年ラジオたんぱ杯2歳ステークス(G3)優勝のほか、ジャパンカップ2着、日本ダービー3着、天皇賞春3着など重賞戦線で活躍しました。
屈腱炎で引退後は種牡馬として繋養されたのち、ノーザンホースパークで乗馬、社台ファームで従業員の乗馬訓練馬を経て、アサクサデンエンとともに南幌ライディングファームに功労馬として譲渡されました。性格は穏やかですが、こわがりなので物見をすることがあります。
二頭は乗馬クラブという環境にいるため、フォスターホースとしてふれあいイベント等を企画していく予定です。フォスターホースとして新たな馬生をスタートするアサクサデンエン、ザッツザプレンティの応援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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