「先生、一成を上手に育ててはるんですね！」

「え？？？」

あるお母さんから息子の一成をこう言うのです。当時の一成は小学３年。

「何かありました・・・？」

と聞いたら

お母さんが嬉しそうに

「うちの息子の車いすを見て『かっこええ～』って言ってたんですよ。

新しく車いすを購入しても他の友達にはそんな風に言われたことなくて。

うちの息子は車いすは自分の体の一部だからそれを『かっこいい』と褒められて

めっちゃご機嫌でした。だからパソコン教室で一成とおしゃべりするのが楽しみだって」

そうおっしゃったことがありました。

私は息子に

「あんた、ええこというのね」

というと、マジ顔で

「だってほんまにかっこいい車いすだったよ。赤くてね。僕も乗りたいなぁって思った。」

小さいときから障害者と一緒に生活すると自然に言葉が出てくる。

それが「当たり前」になる。。。。

それがインクルーシブ教育にもなると思ったので

私は子どもにとって小さいうちから障害者がいて当たり前という環境でいろんなことを学ぶ大切さがわかりました。

一成は「いい子」に育ったのはなく、自然にそう思っただけ（笑）