ヨガは健康に良いというイメージを

持つ方は多くいらっしゃると思います

では、どのようにしてヨガが

がん経験者さんに良いのかを

良い機会ですのでお話をしたいと思います

ヨガでは様々なポーズを取りながら

ご自分の体を「観察」しています

例えば乳がんを経験された方が

脇の下が突っ張っるためそこを伸ばすような

ポーズをとったとします

伸びる感覚が気持ちが良いのか

それともきついのか

きついのだとしたらどれぐらい

緩めてあげればちょうど良いのか

少し角度を変えてみたら

伸びの感覚はどう変わるのか

時間の経過とともに

その伸びている感覚はどう変化していくのか

このようにポーズを取りながら

その瞬間瞬間に感じていること

身体からのフィードバックを常に観察していきます

そうすることで

自然とちょうど良い伸びを感じるところに納まり

無理なく緩んでいきます

ただ、私たちにはああしたい、こうしたいという

「想い」があります

想いは時に身体からのフィードバックを

無視してしまいます

例えば、

「早く元のように腕を上げられるようになりたい」

という想いが強いと

身体が痛い、やり過ぎだよ、と

悲鳴を上げていたとしても

無視をしてグイグイと押してしまうかもしれません

その結果、緩めようと思ったところは

逆に緊張してしまったり、痛めてしまう場合もあります

頑張り屋さんやせっかちな人に多い印象です

このように「観察」をしていくと

自分の「想い」に邪魔をされることなく

身体からのフィードバックを客観的に感じ取れるようになり

身体の使い方が自然と変わっていくことで

柔軟性が高まったり、必要な筋力や体力がついていきます

結果として肩こりや腰痛、

なんとなく抱えている不調なども

改善されやすいです

単純なようでいて奥が深い「観察」

ぜひヨガのポーズを通じて試してみませんか

きっと色んな発見がありますよ

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