「淀ちゃん」のような寄鯨(よりくじら)は北海道内だけでも年間100件!寄鯨調査車両購入に支援を

寄付先

NPO法人 ストランディングネットワーク北海道 Stranding Network Hokkaido SNH

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ストランディングネットワーク北海道

支援総額

1,867,250円

/ 1,800,000円

186%
180%
100%
  • 支援総額

    1,867,250円

  • 支援者数

    207人

  • 残り

    終了

  • 開始日

  • 終了日

キャンペーンは終了しました

日本全国のストランディングレコードをとりまとめている石川創さんから応援メッセージをいただきました!

2023/3/19 10:20

日本全国のストランディングレコードをとりまとめている石川創さんから応援メッセージをいただきました!のメインビジュアル

北海道で座礁・漂着・混獲(ストランディング)した鯨の調査研究を行うストランディングネットワーク北海道(SNH)が2007年に任意団体として設立されて以来、早や15年が過ぎました。

私は長らく日本沿岸におけるストランディングレコードの収集を続けて来ましたが、初めてその仕事に関わった1990年当時、人々の鯨に対する関心は今ほどには高くはなく、1年間に集まった情報は39件(混獲を除く)、そのうち北海道の記録はたった3件(2.6%)にすぎませんでした。その後30年以上が経過し、この間に人々の鯨に対する関心も大いに高まり、2021年には収集されたストランディングレコードは314件(混獲を除く)となり、中でも北海道の記録が占める割合は92件(29.3%)と飛躍的に増加しています。そのほぼすべてはSNHの地道な活動による成果であり、北海道の海がいかに豊かな自然に恵まれ、鯨たちもまたその一部であることを証明しています。

SNHの活動の大きな特徴は、単に道内のストランディング情報を集めるだけではなく、可能な限り現場に出動して調査を行い、標本を収集し、さらにそれを希望する全国の研究者たちにほぼ無条件で提供していることです。ストランディングの調査そのものは、今や北海道以外でも各地の博物館や水族館、大学の研究室や地域の研究団体などの手で行われることが多くありますが、その成果は基本的には調査主体に限定されることが普通です。

しかしSNHは、調査データのみならず収集標本までも積極的に他者に提供することで多くの研究者たちと繋がりを持ち、その結果これまで数多くの学術成果を生みだしただけでなく、海と鯨の知識を人々に伝えることでも社会に貢献してきました。こと鯨類研究の世界において、このような活動を長年にわたり続けて来た団体を私は他に知りません。

そのSNHは2021年にNPO法人化し、今、道内での調査活動をより円滑に行うために車両を購入しようとクラウドファンディングを始めています。大型野生動物である鯨の調査には多くの人手と様々な資材が必要であり、広大な北海道で活動を続けるためには車が必須です。SNHの活動は、日本の自然科学研究の新しい形とも言えます。彼らの活動に共感をいただける方、応援しようと思われる方はぜひ、ご協力をお願いします。

石川創(いしかわ はじめ)

1960年生まれ。水族館勤務を経て日本鯨類研究所勤務、主に南極海調査捕鯨に従事した。前・下関鯨類研究室長、現・大阪海洋研究所獣医師。専門は鯨類のストランディング、捕鯨における動物福祉など。著書に「クジラは海の資源か神獣か」(2011年、NHK出版)、「The Wild Mammals of Japan」(共著:2009年、Shoukadoh)、「日本沿岸のストランディングレコード(1901~2012)」(共編:2013年、下関鯨類研究室)、「クジラをめぐる冒険」(2020年、旬報社)など。


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〒0418611

北海道函館市港町3-1-1北海道大学松石研究室

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代表:松石隆

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