「淀ちゃん」のような寄鯨(よりくじら)は北海道内だけでも年間100件!寄鯨調査車両購入に支援を

寄付先

NPO法人 ストランディングネットワーク北海道 Stranding Network Hokkaido SNH

「淀ちゃん」のような寄鯨(よりくじら)は北海道内だけでも年間100件!寄鯨調査車両購入に支援をの画像

ストランディングネットワーク北海道

支援総額

1,867,250円

/ 1,800,000円

186%
180%
100%
  • 支援総額

    1,867,250円

  • 支援者数

    207人

  • 残り

    終了

  • 開始日

  • 終了日

キャンペーンは終了しました

鯨類紹介:ネズミイルカ3

2023/3/14 12:28

鯨類紹介:ネズミイルカ3のメインビジュアル

現在,小樽市にあるおたる水族館では4頭のネズミイルカが飼育されています。これは,ストランディングネットワーク北海道が函館市の定置網から保護収容した個体から,獣医の判断により水族館に移送して長期飼育をした方がよいと判断された個体です。おたる水族館では,学術研究目的で長期飼育を行っています。

アツコという名前のついたメス個体は,飼育下で3回の出産を経験しています。1回目は流産,2回目は出産したが,すぐに死亡してしまいました。3回目は2017年5月に出産し,母親の哺乳行動が見られないため,飼育員が24時間体制で人工哺育をしましたが,13日後に肺炎により死亡してしまいました。

ネズミイルカの飼育は,おたる水族館を含め,世界で4水族館でしか行われていません。デンマークの水族館でも何度か飼育下で出産しましたが,長期に生存した例はまだありません。

おたる水族館での飼育個体を使って,さまざまな研究が行われています。例えば,混獲防止策開発のために,ネズミイルカが通過することができる幅を測定しています。また,エコーロケーションと視覚の使い分け,ネズミイルカが嫌がって逃げていくと考えられる音の効果の測定,血中ホルモンの分析などが行われています。

ちなみに,ネズミイルカは食用にはなりません。食べるとお腹を壊すといわれています。積極的に捕獲をされることは今までは無く,これからも無いでしょう。でも,沿岸に生息するために,混獲や海洋汚染などの人間活動の影響を受けやすいイルカです。人間と共存できるように,さまざまな研究を行っていく必要があると考えています。

写真:おたる水族館のネズミイルカ(おたる水族館ホームページから)


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〒0418611

北海道函館市港町3-1-1北海道大学松石研究室

https://kujira110.com/

代表:松石隆

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