「淀ちゃん」のような寄鯨(よりくじら)は北海道内だけでも年間100件!寄鯨調査車両購入に支援を

寄付先

NPO法人 ストランディングネットワーク北海道 Stranding Network Hokkaido SNH

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ストランディングネットワーク北海道

支援総額

1,867,250円

/ 1,800,000円

186%
180%
100%
  • 支援総額

    1,867,250円

  • 支援者数

    207人

  • 残り

    終了

  • 開始日

  • 終了日

キャンペーンは終了しました

京都大学三谷曜子教授から応援メッセージをいただきました!

2023/3/10 11:29

京都大学三谷曜子教授から応援メッセージをいただきました!のメインビジュアル

このページをご覧いただいている皆様,ありがとうございます.京都大学野生動物研究センター海獣班の三谷曜子と申します.

ストランディングネットワーク北海道のクラウドファンディングを応援しております!

北海道の海にはたくさんの鯨類がやってきます.海の中で悠々と泳ぐ彼らですが,様々な理由で命を落としたり,弱ったりして岸に打ち上げられることがあります.死んでしまった鯨類たちは,そのままにしておくとゴミとして処理されてしまいます.でも,研究者が回収して調べることができれば,彼らがどんな生き方をしてきたのかを知ることができるのです.

そんなの,生きている鯨類たちを海で観察することでもわかるのでは?と思われるかもしれません.しかし,彼らが私たちの目の前でその姿を見せてくれるのは,息をしたり,水面で過ごしたりする一瞬の間です.その行動をずっと追いかけて観察することも難しいのです.北海道の海でかなりの時間,海棲哺乳類を探した経験がある,と自負している私ですが,鯨類が何かを食べているところを実際に観察したというのはないかもしれないくらいです(イルカたちが鳥山になっている海面の下で何かを追いかけているようにぐるぐる回ったり,シャチがクジラを囲んでいたりするのは見たことがあるのですが,餌を口に入れた瞬間は見たことがない・・・).ですので,彼らがどんなものを食べていたのか,その個体がオスかメスか,何歳で,大人なのかどうか,など,情報の少ない鯨類の生活史を教えてくれるのは,岸に打ち上がった彼らの体なのです.

そんなふうに貴重なサンプルの宝庫,ストランディング個体ですが,いつ,どこで発見されるのかは鯨類次第,そして海流や海況次第というところがあります.北海道はとても広く,うちあがったという報告が来てからかけつけるのに,とても時間がかかります.例えば,函館から知床半島まで,車でぶっ続けで走って10時間もかかります.そんな状況でもかけつけるSNHのみなさまには,本当に頭が下がります.

どんな調査でもそうですが,このような調査は,経験の積み重ねによって成り立っています.初心者がいきなりストランディングを調査できるということはなく,教えてもらい,たくさんの調査に参加することで調査技術を磨き,また教えていくことで受け継がれていくものです.そのような調査を皆さまのご支援があれば,続けていくことができます.そして専用車両が導入されれば,たくさんのストランディング調査へと未来の鯨類研究者を乗せていくことができます.ぜひ,皆様の温かいご支援を,どうぞよろしくお願いいたします!


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〒0418611

北海道函館市港町3-1-1北海道大学松石研究室

https://kujira110.com/

代表:松石隆

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