「淀ちゃん」のような寄鯨(よりくじら)は北海道内だけでも年間100件!寄鯨調査車両購入に支援を

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NPO法人 ストランディングネットワーク北海道 Stranding Network Hokkaido SNH

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ストランディングネットワーク北海道

支援総額

1,867,250円

/ 1,800,000円

186%
180%
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  • 支援総額

    1,867,250円

  • 支援者数

    207人

  • 残り

    終了

  • 開始日

  • 終了日

キャンペーンは終了しました

寄鯨調査はなぜ必要なの?

2023/3/2 10:51

寄鯨調査はなぜ必要なの?のメインビジュアル

海岸で寄鯨調査をしていると,「死んだイルカ・クジラを集めて何に使うの?」とよく聞かれます。そこで今回は,寄鯨調査の必要性についてお話しします。

鯨類と人間活動が共存していく方法を探すためには,人間が鯨類のことをよく知る必要があります。
たとえば,鯨類の体のしくみを知り,彼らの海の中での暮らし方が人間とどう違うのかを理解することは,共存の大きな一歩になります。
しかし,鯨類をはじめとする野生動物の体のつくりに関する研究は,動物の命を奪ってしまう可能性(致死性)が高いため,とても困難です。
その点,寄鯨調査は,すでに死んでしまった鯨類の体を利用するので致死性がありません。

また,寄鯨調査は,「どんな種類の鯨類でも調査できる可能性がある」というメリットがあります。
目視調査や捕獲調査では,海面によく姿を現す種や,捕獲対象に指定されている種しか調べることができません。しかし,寄鯨調査は,海岸にうちあがりさえすれば,たとえめずらしい種でも,海面にめったに姿を現さない種でも,すべての種を調べることができます。

他に,「調査にかかる費用が比較的安い」こともメリットの一つです。
寄鯨調査は現地までの交通費が大部分を占めているので,船を用意しなければいけない目視調査や捕獲調査に比べてはるかに経済的です。調査費用が少なくて済むということは,何度も調査に行けて,長く調査を続けられるという意味でもあります。
1回の調査だけでは,信頼のおけるデータは得られません。ただ地道に調査を重ね,ひたすら結果を積み重ねていく必要があります。つまり,調査の回数を増やせるということは,研究者にとってとても大事な長所なのです。

寄鯨には1頭1頭,その個体にしかない大切な情報がつまっています。
それを海岸に流れ着いたまま放置し,ゴミとして処分するのではなく,鯨類と人間活動との共存のために活かしていきたいと,私たちSNHは願っています。


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代表:松石隆

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