公立図書館へ本の寄贈はできないの?
2023/3/22 07:52
情報ステーションではいつでも、基本どんな本でも寄贈をお受けしていますが、皆さんの身近にある公立図書館では、市民からの本の寄贈を受け付けているのでしょうか。
公立図書館ではそれぞれ、資料の収集方針を定めており、これに基づいて年間予算で資料の購入・収集を行っています。限られた予算の中で資料収集をしているので、市民からの寄贈は歓迎かと思いきや、書庫・書棚にも限りがあることから、ほとんどの公共図書館は一定の基準でのみ寄贈を受け入れているようです。
各図書館のホームページを見ると、受け入れ可能な本のジャンルが指定されているところが多く、地域の資料はぜひ寄贈してください、児童書や絵本は歓迎します、一般書店で販売しているような書籍や、すでに図書館で所蔵している本はご遠慮ください など指定が多々あります。過去のベストセラー本などは、寄贈を申し出てもなかなか受け入れてもらえないようです。
逆に、地域の資料は、一般に流通しないものも含めて各図書館が力を入れて収集しています。
情報ステーションの拠点のある、船橋市の図書館の例
情報ステーションには千葉県内の図書館から、資料提供のお願いが来ることがありますし、皆さんから寄贈いただいた本を分類・蔵書登録する過程で、地域資料に相当するものを抽出しています。これらは寄贈いただいた地域の自治体に提供できないか、現在検討を進めています。将来の研究や市民活動の参考資料として公共の図書館でも皆さんの寄贈本が活用されるとしたら、嬉しいですね。
地域資料も書籍もたくさんあって、選んでいられない…という方は、ぜひ情報ステーションへの寄贈をお願いします!(よ)
← 活動報告一覧へ戻る