図書館で落語会!?
2023/3/3 11:30
北口みらい図書館と袖ケ浦まいぷれ図書館で、毎月1回開催されている「落語会」。いま、イケてる若手の春風亭橋蔵さんと瀧川鯉舟さんの二人会です。
2月21日に開催されました、北口みらい図書館での落語会の様子をリポートさせていただきます。
春風亭 橋蔵さんプロフィール
https://www.geikyo.com/profile/profile_detail.php?id=291
瀧川 鯉舟さんプロフィール
https://www.geikyo.com/profile/profile_detail.php?id=298
この日のネタは、橋蔵さんが「代書屋」と「ためし酒」、鯉舟さんが「本膳」と「あくび指南」と、それぞれ2席ずつ演じられました。
「代書屋」は、元は4代目桂米團治による新作落語だったそうですが、東京にも広がって演じられるようになったとか。文字の読書きができない男が履歴書を書いてもらおうと代書屋にやってきますが、そこで起こる珍問答がおかしい話です。
「本膳」は、庄屋の家で開催される婚礼に村人たちも招かれますが、食事のマナーが分からないというので、村の物知り先生の真似をすることにしたのですが、先生の思わぬ失敗をみんなが真似るのでいたたまれなくなり、というくだりが面白いネタです。
「あくび指南」は、習い事をするのが好きだけれども長続きしない男が、ともだちを連れて、あくび指南と看板を掲げる師匠のところに習いに行く話。いろんなシチュエーションでのあくびを演じる師匠の見事さと秀逸なオチが魅力。
「ためし酒」は、尾張屋の主人のところに、近江屋の主人が奉公人の久蔵を連れてやってきて、彼の大酒飲みっぷりを「5升は飲む」と自慢すると、尾張屋は面白がって5升飲んだら久蔵に小遣いをやって、近江屋を箱根に招待するという賭けをします。久蔵がぐいぐいと5升飲み干してしまう間の変化が見どころ!
橋蔵さんの歯切れのいいしゃべりと勢いのある動きと、鯉舟さんのどこか熊さんのように可愛らしい、ゆかいなしゃべりっぷりでたっぷり1時間半を楽しみました!
橋蔵さんは船橋市にお住まいで、鯉舟さんは本八幡にお住まいという、いわば地元の落語家さんです。ぜひぜひ情報ステーションの図書館寄席でどんどん地元サポーターを増やしたいところです!
そしてこの図書館寄席の素敵なところは、寄席の準備や片付けを情報ステーションに協力してくれるボランティアさんがやってくださるところなんです。ボランティア活動をしながら、落語にも親しんでいただけるという、何ともナイスな企画なのです。落語はあまりなじみがないのだけど…という方にも、ぜひ体験してほしいと思います。
情報ステーションを活用して、どんどんみなさんの世界を広げていっていただければうれしいです!!(こ)
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