民間図書館の運営のしくみ
2023/2/24 13:19
前回の活動記事でもご紹介したように、民間図書館は「みんなの小さな力を集めて、みんなで利用する場所」として成り立っています。
●設置者・寄贈者・ボランティアがそろって、はじめて民間図書館が運営できます
情報ステーションの民間図書館のほとんどは、図書館を設置したい方のご協力で場所を提供していただいています。空き店舗であったり、商店や待合室の一角だったり、場所は様々ですが、居住している方や近隣の方に立ち寄って利用してもらいたいとの思いから、図書館を設置されています。
図書館に並ぶ本は、地域の方から読み終わった本を寄贈いただいて、活用しています。絵本や人気の小説・実用書など、全国の図書館に発送する本もあれば、郷土資料など「この地域の方にぜひ!見てほしい」本もあり、毎回寄贈いただいた箱を、宝箱をあけるドキドキの気持ちで開いています。
寄贈された本の整理登録はボランティアメンバーが行っています。図書館は所蔵本が入れ替わらないと、魅力を維持することができません。ボランティアの方々が定期的に、利用者のリクエストカードを見ながら、また図書館の場所や利用者に合う蔵書を選書して、各図書館に送り出しています。
あなたの街にも、こんなにいろんな方々が交差して作り上げる図書館を、一つ増やせたらいいなと思いませんか。
●図書館をつくるために、寄贈本を増やす必要があります!
情報ステーションとしては、民間図書館をもっともっと街の拠点として増やしていきたい、その際、寄贈いただく本の確保は大きな課題の一つになっています。これまでは、各図書館でのイベントの際に寄贈を受けたり、定期的な戸別回収で寄贈本を集めていました。これらに加えて「いつでも読み終わった本を寄贈できちゃう、回収ボックス」が街中にあると、図書館開設のご要望にお応えするスピードも速くなるのではないか、と思っています。(よ)
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