自己紹介とパトランJAPANとの関係性

こんにちは！仙台市で防犯パトロールのボランティア活動、「パトラン」に取り組んでいます、千葉英晃（ちばひであき）と申します。

パトランを始めたのは2018年ですが、それ以前から各地のマラソン大会に出場するために夜間ランニングをしていました。

すると、自分の住む街にも様々な危険があることに気付きました。
街灯のない歩道、道路や歩道の陥没、夜間に女性がスマホを見ながら一人で歩く姿…大変危険だと感じていました。

そんな折、新聞にパトランの記事を見つけ「これだ！」と直感。
背中の「Patorol Running」が抑止や注意喚起になると考え、即メンバー入りしました。

パトランとは「Patorol Running」の略称。
2013年に福岡県宗像市で始まった活動は、現在全国に2500名を超えるメンバーがおり、同じ志のもとそれぞれが活動しています。

活動はシンプル。「防犯パトロール」です。

メンバーが自分のライフスタイルに合わせて、できるときにできることを行う。
ランニングに限らず、ウォーキングもOKです。
抑止力に効果のある赤いユニフォームを着用して、住む地域を夜間にパトロール。
朝夕には通学路で児童の見守りを行ったり、治安が良くなるように、走りながらの清掃活動も行います。

また、クリスマスの時期にドナルド・マクドナルド・ハウスと連携して行った企画「サンタパトラン」では、私達がサンタクロースに扮して地域をパトランしたあとに施設を訪問。利用する子どもたちへお菓子をプレゼントすると、喜びのあまり飛びながら外まで見送りに来てくれました。私達も大きなチカラをもらい、大成功でした。

サンタパトランの時の写真

2018年に始めたパトランですが、宮城県では私が最初に始めたこともあり、はじめは一人からのスタートでした。仲間と一緒にこの活動を広めたい！地域の安心・安全を守りたい！と、日々のパトランに加えマラソン大会で幟旗を掲げながら走ったり、警察や行政にプレゼンするなどして参りました。いまでは宮城県内でも40名を超えるパトランナーが活躍しています。

そうした活動がパトラン内で評価され、初代アンバサダーに選んでいただきました。
アンバサダーは自らがパトランに取り組みつつ、他のメンバーへのサポートやイベントの企画運営など、さらなる周知にも取り組んでいます。

これまでの活動の感想や応援ポイント

前述の、街に潜む危険…
街灯のない歩道、道路や歩道の陥没については、見つけ次第行政に連絡し対応を依頼します。
当該箇所が修繕されたのを確認すると、自分の走りが直接地域のためになっていると感じます。

また夜間に女性がスマホを見ながら一人で歩く姿はいまもよく見掛けます。そうしたときは相手に恐怖感を与えないよう、「気をつけてくださいね」と声をかけます。

事件が起きないようにパトロールしているので、何事もなく走り終える、「何もないこと」で役に立てたと思えるのです。これまで1000回以上パトランをして参りましたが、バイクによる物損事故や当て逃げの現場に遭遇して警察対応するケースもありました。

そうした私の姿は着実に地域の方の目に触れているようで、折りに触れ「走っているのを見たよ」「雨の日でも走っていてビックリした」などと声を掛けてもらえます。

これまでは「ただ」走っていたのが、防犯パトロールが目的になり、自分の走りが直接地域のためになっていると感じます。
そのことは自身の行動を律し、誇り高く生きることにベクトルが向くきっかけとなりました。
パトランに出会って人生が変わったと思えます。

これからのパトランで目指していきたい社会とは

私達の最大の目標は、犯罪なき世の中の実現。ゴールのない目標です。
ゴールがないので、やめられない。やめるわけにはいかない。
パトランナーが増え、それぞれが地域をパトロールしてどんな小さな犯罪の芽でも摘んでいけば、世の中の安心・安全に繋がる。

そのために、地元宮城・仙台でもパトランのチームを結成できたらと考えています。
結成の目的は、地域の安心・安全を守ること。
チーム結成を機にメディアなどでも採り上げてもらい大々的にPRすることで、パトランを周知し価値を高め、この誇り高き活動に共鳴してくれるメンバーが自然発生的に集まる。
そうすることで、今のメンバーにとってもパトランに所属していることへの誇りを感じてもらい、さらなる活動につなげることで防犯の目が増えて地域の安心・安全を守ることができる。

そして、犯罪なき世の中へ。
これからも走り続けます。ゴールなき目標に向かって。