リトマスメンバーの想い⑤ ~エディター 小俣~
2023/1/28 10:56
アシスタントエディターの小俣です。現在大学4年で、昨年の1月からファクトチェック記事を書いています。
大学で政治学を学び、趣味で中央アジアの文化について調べ、日々K-POPアイドルを推している私のTwitterアカウントには、様々なジャンルの情報が流れてきます。それぞれの界隈でいろんな情報が発信されていますが、なかには誤った情報をもとに意見を発信した結果、議論の前提が食い違い、発信者同士で衝突が生まれている状態を見かけることもあります。
かくいう私自身も、2021年2月にミャンマーでクーデターが発生した際には、錯綜する情報に踊らされて現地の状況を誤って認識したり、新型コロナウイルスの発生当初、根拠のないツイートによって不安になったりしました。あらゆる人々が情報を発信できる今、それらを精査し、事実に基づいて自分の考えを構築することの重要性を痛感しました。
こうした経験からリトマスでファクトチェックを始めましたが、実際に検証を行ってみるとファクトチェックはとても難しかったです。1つの情報を調査する際には、多くのことを確かめなければならないですし、医療や法律などの専門知識が絡むトピックでは、基礎的なことから調べる必要があります。日常に情報が溢れるなかで、個人がそれら全てを確かめるのは困難なことです。だからこそ、リトマスのファクトチェックが真偽を確かめるうえでの助けになればと思っています。また、記事を読んでくださっている方が新しい情報に触れたときに、「果たしてこれは本当だろうか」と一瞬立ち止まって考えるようになってもらえたら嬉しいです。
リトマスのエディターである高倉さんもおっしゃっていたように、有名無名問わずいろんな人が発信するTwitterに魅力を感じ、それによって新たな世界が開けたからこそ(タイムラインにカザフ刺繍の情報が流れてこなければ、この先もきっと知ることはなかった)、無数の情報に目を凝らしながら使い続けていきたいです。
← 活動報告一覧へ戻る