FIP(猫伝染性腹膜炎)と向き合っていく。
2023/1/23 12:07
FIP(猫伝染性腹膜炎)は、猫の腸の中にいる猫コロナウィルスが突然変異を起こしFIPウィルスになる事によって引き起こされる病気です。
現在の日本の獣医学では、致死率100%と言われるほどの怖い病気です。
早いと1週間ほどで死に至る猫もいます。
発病する年齢は1歳未満の子猫が大半を占めます。 中には1歳を過ぎ、3~4歳、高齢猫もたまにいます。
日本では、腹水、胸水が溜まる
ウェットタイプ
神経に影響を与え、震え、四肢麻痺、ぶどう膜炎などの症状が出る
ドライタイプ
両方の症状が出る混合タイプに分かれると言われています。
3年ほど前から海外で新薬が開発され治療ができる様になってきましたが、日本では未承認の薬なので、取り扱っている動物病院は限られています。金額も高額で1匹の治療に100万円以上の治療費が必要です。しかし、近年飼い主様が個人輸入をして飼い主様自身が治療をされれば約30万円程で治療ができる様になってきました。
現在、ひだまり号の猫たちの治療は私、祖父江昌子がやっております。3年前は1匹の治療に最高で約400万円かかった猫もおります。
ですが、この2年程は1匹の治療が30万円程になりました。
ひだまり号は赤ちゃん猫を育てて里親様につなげる活動をしている為、1歳未満の子猫ばかりです。その分FIPになる猫の確率も高いです。そして、3年前から治療を行っている為、経験から早期にFIPと疑うことが出来ます。獣医さんが風邪だと診断した猫も私が違和感を感じればFIPの血液検査もしてもらいます。私が違和感を感じた猫の80%はFIPと診断されます。
ひだまり号をオープンした頃は治療法がなかった為、多くの子猫をFIPで亡くしました。
どうしてやる事も出来なかったからです。
でも、今は治療法があります。そんな悲しい思いはもうしたくありません!
私にはFIPの猫を見過ごし、治療しない!という選択は出来ません!
助かるのだから!
うちの子は治療を開始してからFIPで亡くなった猫が1匹もおりません。私は猫たちを自分の子供だと思っております!我が子の為に、これからも治療を続けていきたいと考えております。
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【御礼・特典】
10,000円
★動画付きお礼メール
★活動報告(不定期)
★寄付銘板(ひだまり号内のどこかにお名前掲載)
★キャットスポンサーシップ特典
・ご支援発生後、最初に保護された猫のスポンサーとなっていただき、譲渡までの保護経過、生活状況をご報告させていただきます。
・担当の猫が施設を卒業後は、他の猫のスポンサーになっていただきます。