活動紹介③:カンボジア教育支援
2022/12/16 21:00
こんにちは。インターンの野地です。
本日は、インターバンドのカンボジアバンドの活動についてご紹介します!
アツスクールとインターバンド
1993年4月、国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)での活動中、中田厚仁さんは銃撃を受けて亡くなりました。彼の亡くなった場所に人が集まり、アツ村という村ができました。やがてこの地にできた学校は、中田さんの名前をとって中田厚仁学校(アツスクール)と名付けられています。
しかし、この地域は、非常に貧しい地域にあり、畑仕事の手伝いなどで授業からドロップアウトしてしまう子どもが数多くいます。そこで、アツスクールでは、そんな子どもたちが学習を進めるため、補習授業が行われています。
インターバンドの理事・阪口直人は、国連ボランティアとして活動するための研修期間、中田さんとルームメイトとして過ごしました。理事の阪口は中田さんの思いを引き継ぎ、長年アツスクールを支援してきました。
近年の新型コロナウイルスの流行により補修授業を行えない状況が続いておりましたが、今年初めより補習授業を再開しました。
補習授業支援
私たちは、そんなアツスクールの補習授業を支援することを目的とし、2022年4月よりクラウドファンディングプロジェクトを実施しました。クラウドファンディングでは、81名の方から1,419,000円のご支援をいただきました。現在はいただいた支援を元に、補習授業を継続して行っており、50名以上の子どもたちが補修授業を受けに来ています。
中田さんが亡くなった後に行われたカンボジアの選挙では、中田さんが働いていたプラサットサンボ郡での投票率が99%を超えるなど、中田さんの活躍が現地の人々に大きな影響を与えていました。その投票箱には、中田さんへ向けた沢山の手紙が入っていたそうです。このようにアツスクールは、日本とカンボジアを繋ぐ平和の象徴となっています。私たちインターバンドは、レガシーともいうべきこの学校と中田さんの意志を引き継ぎ、今後もこの学校での教育支援を続けていきます。
明日は、このアツスクールでの平和教育活動についてご紹介します。お楽しみに!
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