SCCは、団体を立ち上げた2014年から毎月1-2回、未就園児を育てている外国人家族向けに親子で集う親子交流会を開催しています。2022年9月までに96回実施、親子延1,104人が参加しました。現在は、コスタ・リカ出身のエレナと外国籍児童が多い保育園で保育士をしている育児休業中のりさが担当しています。二人とも子どもが大好きで、毎回、手作りのパネルシアター、絵本の読み聞かせ、歌、ダンス、クラフトと盛りだくさんのアクティビティを用意していますが、エレナから「子育て中のママだからこそ、自分時間を大切にした方がいいけど、今、自分が子育て以外にしたいことはある？」、「子連れでも行きやすいカフェやレストランで知っているところある？」といった質問もあり、参加者同士で情報交換ができるようにしています。また、外国籍家族は日本の文化や風習について、知らないことも多いので、日本の行事やその行事にちなんだ活動も取り入れ、七夕を紹介したり、敬老の日に祖父母に送る手形を取ったカードを作成したりしています。外国人家族だけでなく、日本人のお母さんからも「参加できてとてもよかった。一人っ子の子どもを育てていて、他の子どもと接する機会が少ないので、この会を通して娘はエレナから友達と分かち合うことを教えてもらった。」と感想をいただくこともあり、国籍を問わず親子が集い、つながる場所となっています。センター北会場の他に今年度からたまプラーザでも会場を増やし、月に2回実施するようになりました。次回は、10月31日10:15~たまプラーザ地域ケアプラザで開催します。