2023年度の事業報告書ができました。2023年は、LUSHチャリティポットの母の日、父の日キャンペーンで商品の売り上げを寄付していただいたほか、活動10周年のバースデードネーションでも多くのご支援をいただき、たくさんの寄付が集まりました。いただいた寄付を使って、子育て情報冊子OYACOのPDF版の無料ダウンロードの案内チラシを印刷したり、外国出身者の病院での診察や学校での面接、学校説明会に行く時の通訳をサポートしたりすることができました。

SCCは、事業規模が小さいNPOですが、活動をリードする正会員と賛助会員、計30名のうち、20名が外国出身者です。最初は子どもと一緒にイベントに参加していた人が子どもの成長によって少しずつ活動に関わるようになり、団体を立ち上げて10年目の2024年には、15カ国の人が活動する多文化、多言語コミュニティに成長しました。

ある外国出身のメンバーは、「知らない街でサポートしてくれる友人や家族もいない。夫も仕事で日中はいなくて、一人きりの育児だった。孤独、寂しさ、物事が分からない、疲れ、自己実現ができない状態だったけれど、SCCを見つけて、かなり助かった。そして、SCCの活動に参加することにしました。」と話していました。

これからも、それぞれが好きなことや得意なことを生かしながら地域に関わることができるきっかけを生み出し、外国出身者とともに多文化を包摂する地域をつくっていきます。

年次報告書は、こちらをご覧ください。

https://sharingcaringculture.org/archives/7720/