【キャンペーン終了までもうすぐ!】ミャンマーの子どもたちに「学ぶ幸せ」を届けたい!皆からの応援を本や文房具にのせて

寄付先

認定NPO法人 地球市民の会

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認定NPO法人地球市民の会

支援総額

3,077,258円

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  • 支援総額

    3,077,258円

  • 支援者数

    330人

  • 残り

    終了

  • 開始日

  • 終了日

キャンペーンは終了しました

【教育エモストーリ―#3】日本のさとおやとミャンマーのさとご、心温まる手紙のやりとり

2022/10/24 00:53

【教育エモストーリ―#3】日本のさとおやとミャンマーのさとご、心温まる手紙のやりとりのメインビジュアル

ミンガラーバー。地球市民の会の鈴木です。地球市民の会では、ミャンマーの高校生に奨学金を支給する奨学金事業を実施しています。日本の「さとおやさん」とミャンマーの「さとご」をマッチングして、さとごが高校を卒業するまでの2年間、支援する制度です。学ぶ意欲はありながらも、経済的に進学が難しい子たちを支えます。(※現在はミャンマーの教育制度改変により高校が3年間になり、さとおやさんにも3年間のご支援をお願いしています)


さとおやになると、さとごからプロフィールやお手紙が届きます。希望の方は、お返事を書いて出すこともできます。さとおやさんは日本語で、さとごはミャンマー語で手紙を書くため、私は翻訳をします。翻訳をしながら、さとおやさんのたくさんの想いに触れ、いつも感動をいただいています。今回は、さとおやさんとさとごのお手紙や、それにまつわるエピソードをご紹介します。


さとおやになったきっかけは?


さとおやさんが奨学金支援を始めたきっかけを書いてくださっています。一部をご紹介します。

自分も昔は貧しかったのですが、奨学金をもらって勉強を続けることができました。そのおかげで希望の仕事にも就くことができ、幸せな人生を送ることができています。なので、ミャンマーの子ども達にも、この奨学金で勉強をして、人生を切りひらいていってほしいです。」

社会への貢献と、今まで幸せに生きてこれたお礼として寄付先を探していたところ、地球市民の会の奨学金制度を知って始めました」

「祖父は第二次世界大戦でビルマに派遣されました。ジャングルで体調を崩し、隊から遅れてとても心細い思いをしたそうです。そのとき、現地の人が祖父を自宅に連れて帰り、温かい食事を出してマッサージをしてくれたそうです。大好きだった祖父を助けてくれたビルマの方に、いつか恩返しをしたいと思っていました。」

「勉強をしたくてもできない子ども達の支援をされていると知り、私にも何かできないかと思って参加しました」

「自分の子育てがひと段落し、次は未来の社会を支える子たちの支援をしたいと思ったからです」

「海外で仕事をしてきて、たくさんの方にお世話になったので、恩返しをしたいと思いました」

健康のためにタバコを吸わないでくださいね


奨学金を支給する際、さとごたちに対して、さとおやさんのことを説明します。ミャンマーの人からすると、日本人というのはものすごいお金持ちだというイメージがあります。何も説明しないでいると、お金が有り余っている人がなんとなく寄付してくれたんだろうなと考えてしまうようです。なので私はいつもこう話します。

「この奨学金を支援してくれているさとおやさんは、普通の人たちです。すごいお金持ちというわけではありません。月1000円、2000円を寄付するために、コーヒーを飲む量を減らしたり、タバコを吸う量を減らしたりしながら、ミャンマーの子ども達のために節約したお金で寄付してくれています。日本も災害が多くて大変なところもあるけど、皆が地球市民だから、ミャンマー人も日本人も家族のように思って寄付してくれているんですよ」

この話の後、あるさとごは、さとおやさんへの手紙にこう書きました。

「日本のお父さん、お母さん、私のために支援をしてくださってありがとうございます。タバコを減らしていると聞きましたが、健康のためにも、タバコはやめてくださいね。日本のお父さん、お母さんに長生きしてもらいたいので、これは私からのお願いです」

とってもカワイイですよね。さとおやさんの健康を気遣う気持ちが伝わってきます。

返事が来ないのは私に至らない点があるせいですか?

さとおやさんの中には、さとごに返事を書いてくださる方もいらっしゃいます。写真が入っていると、さとごはとっても喜びます。返事はご希望の方のみなので、さとご全員が返事を受け取れるわけではありません。なかなか返事を受け取れないさとごが落ち込みながらこう言いました。

「私の手紙に何か問題があったのか心配です。私に返事が来ないのは、私に何か至らない点があったからなのでしょうか」

そんなことは全くないのですが、なんだかとてもいじらしかったです。それほど、日本のさとおやさんからのお手紙を楽しみにしているんですね。子ども達は受け取ったお手紙を何度も何度も読み返しているようです。

※2022年度はミャンマーの特殊事情により、お手紙の双方向のやりとりを一時中止しています。さとごからのプロフィールが1回届きます。

もっとたくさん寄付できますように・・・


ミャンマー人の手紙の最後には、相手を想ったお祈りの言葉が書かれます。

「心も身体も健康で、満たされますように」

「ご家族も健康で心豊かでありますように」

「遠く離れたミャンマーから、毎晩幸せをお祈りしています」

「希望が全て叶いますように」

など、素敵な言葉がたくさんです。ほとんど定型文のようになっていますが、翻訳していて、いつも心がほっこりします。


その中で、いつも翻訳に困る言葉がこちらです。直訳すると・・・

「もっとたくさん寄付できるようになりますように」

これを初めて目にしたとき「寄付額が少ないから、もっとたくさん寄付しろということ!?」と思い、ビックリしてしまいました。支援を受けている人が、支援している人にこういうことを言うと、追加支援をおねだりしているように感じますよね。でも、この文章にはそういう意味は全くなくて、「ますますのご発展をお祈りします」くらいの意味のようです。

ミャンマーでは、経済的に成功してたくさん寄付できるようになることは幸せなことなのです。なので、「ますますご発展して、たくさん寄付できるようになったら幸せでしょうから、もっと寄付できるようになるようお祈りしていますね」という感じです。世界寄付ランキングでも1位をとったことがあるミャンマー、さすがですね。


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代表:理事長 山口久臣

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