私たちが向き合う社会課題の状況と団体の取り組み
2022/9/18 11:07
すべての子どもたちが夢や希望を持てる社会の実現
私達は、「困りごと」から繋がる課題に焦点をあて活動しています。
現在は、様々な「困りごと」が重層的に複合的に絡みより困難な状況を引き起こしています。
ひとり親世帯、働けない、孤独、孤立、障がいを抱えている、引きこもり、学習につまずいた、学校に行けない、自分の居場所がない等、 精神的、肉体的、社会的な問題によって引き起こる様々な「困りごと」が一つの世帯に重層的に重くのしかかっているのが現実です。
私達は、この重層的に複合的に絡み合う生活課題に対して、親子に寄り添い伴走するアウトリーチ事業として「こども宅食」を行っています。
「こども宅食」をツールとして、世帯の生活課題に伴走し課題解決に向けて、専門機関と共に応援しています。
ただどうしても、制度がなかったり、対象には慣れなかったり、制度があっても繋ぐことを拒否されるとなると、私達が寄り添って受け止めていくしかないとも思っています。
ないものを形に
現在、行き場のない子ども達の為に、外部との関り、生活課題、学習のつまずきに対して学習支援の場を提供しその子のペースで学べる時間を確保しています。
携わってくださる方々は、 高校生から教員OB・看護師とさまざまですが、その子に寄り添い、ペースを合わせて伴走してくださっています。(笑顔が垣間見た時の嬉しさは最高です!)
食から繋がるツールの原点はフードバンク
フードバンクとは、安全に食べられるのに印字ミス、規格外野菜など、流通に出せない食品を、企業などから寄贈頂き、物資が 必要な施設・団体に無償で提供する活動です。
今までも食品は企業や農家さんにも協力して頂いていましたが、より良い関係をこの地域に整えていく為に、現在、視察見学や専門家派遣などにお願いしながら、一歩ずつすすめています。
現在頂いた食材は、「こども宅食」や「食支援活動」を通して世帯の生活の一部を支えていますが、今後、フードバンク本来の事業として必要な施設や団体までカバーできるように構築中です。
社会を変えることは、容易なことではないですが、一人ひとりの意識を変えることは、可能ではないではないでしょうか。
そして 「すべての子どもたちが夢や希望を持てる社会の実現」は、
まずは私たち大人、一人ひとりが現実を知ること、
そして、自分に出来ることを考え行動することで、社会を変えることが出来ると確信しています。
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