親子の居場所
2022/9/7 11:23
活動紹介6日目は、居場所支援をご紹介します。
毎週月曜日は、宮崎県と協働によるひとり親家庭応援事業として、ひとり親家庭の孤立を未然に防ぐ親子の居場所を開設しています。
昨年よりこの居場所には、様々な経験をしている不登校訪問支援カウンセラーや看護師が常駐してくれていて、親子に寄り添ってくださっていて、私達も心強く感じています。
ひとり親さんの悩みも多種多様ですが、最近多く感じるのが「不登校問題」です。
この時間帯に、学校に行きづらい子供さんも来てくれるようになり、不登校児の居場所にもなりつつあります。
食支援活動の中から、様々な困りごとがみえることが多く、今回はひとり親のお母さんから「学校にいけていない子供がいて、どうしてよいか分からない」「生活にも不安がありフルで働きたいけど、家にいる子供が心配で…」と相談がありました。
ご家庭によってはすぐに行動を起せる場合と、慎重な場合があり、タイミングを見計らって私達も距離感を縮めていきますし、同じ悩みを抱えてきた支援員との接点を作ることも心がけています。
子ども達は、みんな澄んだ目をしていています。
不登校と一括りにはせず、その子どもに応じた環境や入口を用意していくのも私達の役目とも思っています。
学習支援や、IT楽習会には通えるが 学校に行けたり、行けなかったりする子。
居場所に来ることが精一杯な子 。
まだ居場所にも出てこれない子。
親御さんの課題 。
と、それぞれ考えることはありますが、繋がっている親子が笑顔になれるよう 私達が出来ることをコツコツと頑張ります!
先日参加してくれた子どもさんは、居場所を利用して気に入ってくれたらしく
「今度はいつ来たらいいの?」と嬉しい言葉を言ってくれました。
私達の力不足で週1回しか居場所を開設出来ていない、力のなさも感じますが、関わってくださる方も守りつつ、子ども達の為にも今後、継続して開設できる体制を整えたいと考えています。
子ども達は、好きで学校にいけなくなった訳ではないのですが、学校がいけないだけで、外部との繋がりや、会話の楽しさ、人間力の基盤となるコミュニケーションまでが無くなるのは悲しすぎます。
だから、私達らしく、家庭で生活するような環境で自然と育てていきたい。
子どもがやりたいこと、好きなことを、一緒に楽しみつつ
心が回復する場所、子ども達と一緒につくる居場所を作っていきたいとおもっています!
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