みやこのじょうこども宅食
2022/9/4 09:45
活動紹介3日目は、「みやこのじょうこども宅食」のご紹介です。
こども宅食では、生活の厳しい子どもさんがいるご家庭に、無償で定期的に食品を届け、食品のお届けをきっかけにつながりをつくり、見守りながら、食品以外の様々な支援にもつなぐ取組を行っています。
支援者さんの中には 「今回どんなものが欲しい?」と気にかけてくださる方もいて、今回は「出産間近の方がいる」ことを伝えていた時のことをご紹介したいと思います。
「たくさんの事はできませんが、出産されるお二人の方にくれぐれも体に気をつけて下さい。」との言葉とともにおくるみやオムツ、おしりふきなど、頂きました。
とても有難いお言葉に何度も読み返し、嬉しくて頭が下がるばかりでした。
気にかけて、声をかけてくれて、行動に移してもらえて、私達も嬉しいですが、利用しているご家庭も同じように喜ばれています。
1人では心が折れてしまいそうになることばかりですが、出来る限り一緒に考えていきたいと思っています。
今回の出産予定の方は、市の保健センターや、保護課、生活自立相談センター等とも、連携をとりながら、地域全体で見守り支える地域づくりの一助を、私達を通して出来ることがあればと対応しています。
ただ、近年その利用での相談ごとは、いくつもの困りごとが重なり複雑化しながら増えています。
その背景には、核家族化が進み、コロナ禍で更に横のつながりが閉ざされ、頼るところがない。自己責任という風潮で「助けて」と声をあげることを躊躇していた方々が、どうにもならずインターネットで検索してたどり着いた先が「みやこのじょうこども宅食」です。
「たどり着いてくれてありがとう」「良く今まで頑張ったね!」という思いで、私達は気づいたが最後。大人の責任として「必要な支援が無いなら作る」
この繰り返しで、今までも対応して いますが、食支援がゴールではありません。
いつの日か、制度の狭間と言われ、どこに言っても対策や支援がないような制度ではなく、制度の中で、支えていくことが出来ることを願いつつ、私達は子ども達の笑顔を守り、未来を支えるために政策提言もできるよう頑張っていきます!
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