「産後白書4」を47都道府県へ届けて、夫婦のための産後ケアを実現したい

寄付先

認定NPO法人 マドレボニータ

マドレのマドベ

支援総額

1,868,060円

/ 2,000,000円

125%
120%
100%
  • 支援総額

    1,868,060円

  • 支援者数

    345人

  • 残り

    終了

  • 開始日

    2022年6月22日

  • 終了日

    2022年7月28日

キャンペーンは終了しました

ストーリー

こんにちは、認定NPO法人マドレボニータです。

「母となった女性が、産後の養生とリハビリに取り組み、本来持っている力を発揮できる日本社会」を目指し、1998年の創業以来、産後ケアの必要性を社会のすべての人に啓発し、産後ケアプログラムを、ひとりでも多くの産後女性に届ける取り組みを行なっている団体です。

 「産後ケア」という言葉は今、広く一般的に使われるようになり、母子保健法に基づく「産後ケア事業」も2020年度は全国1158の市区町村(67%)で実施されています。

 自治体の「産後ケア事業」は、母子保健法の目的に「母性並びに乳児及び幼児の健康の保持及び増進を図るため」とあるように、母と乳幼児を対象とするもの。

 一方で社会の男性の育児参加の機運は高まっています。

昨年6月に改正された育児・介護休業法の段階的施行がこの春より始まり、男性育休を後押しする環境整備が進みつつあります。

 弊団体が開催する産後ケアのプログラム「産後ケア教室」でも、「夫が育休中です」という参加者が明らかに増えてきました。

積極的に育児に関わりたい男性。

公平に育児・家事を分かち合いたいと願うカップル。

しかしながら、旧態依然とした性別役割分業を強いられる空気感も、世の中から一掃されたわけではありません。

さらにこのコロナ禍で、自治体・産院での両親学級が未開催であったり、入院・出産・退院までを母一人で担わなければならなかったり、妊娠中から産後に得られる情報や機会も、男女で差があることも未だ解消されていません。

 健やかな産後を過ごすために、産後ケアは女性だけのものではなく、夫婦で受けられるものであるべき。

私たちはそう考えます。

 産後の家族が健やかである。

 それは、母子の身体が健康であるだけではなく、産後という人生においてもっともハードな時期のひとつを、夫婦がお互いをねぎらい合いながら、心身ともに健やかに乗り越えていけること、を意味していると考えます。

 そのためには、妊娠中から産後に起こりうることについて、正しい知識を身につけ、そのための準備・対策を夫婦で話し合って進めていくことが大事です。

コロナ禍の産後のパートナーシップを調査した「産後白書4」を全国47都道府県の自治体にとどけたい 

2022年1月、654人の産後の実態をアンケート調査しまとめた「産後白書4」(電子版)を発表しました。

2021年4月から10月にかけて、産後ケアプログラム受講者とそのパートナーにWebアンケートを実施しました。まさに「コロナ禍の産後のリアル」がつまった内容です。

 今回の調査ではまだ少数ではありますが、41名の男性からも回答を得ています。

また、多くの女性が、良好なパートナーシップを築くためにはパートナーの「家事育児の協力」と「コミュニケーションの時間と質」がポイントとなると考えているという結果もわかってきています。

今年はこの「産後白書4」を手に、全国47都道府県の自治体に「すべての家族に産後ケア」のご提案をさせていただきます。

20年以上かけてもまだ、私たちの力だけでは「すべての家族に産後ケア」はまだまだ遥かかなたの届かぬ目標です。

妊娠中から産後に起こりうる心身の変化や実態について、カップルで学び、産後の養生とリハビリに取り組むための準備をカップルで話し合って進めていくきっかけとなる「マドレ式両親学級」を、全国の自治体とともにできるだけたくさんの妊娠中・産後のカップルに届ける。

それを今回のクラウドファンディングの大きな目標に据えました。

その先には、産後うつ、乳児虐待、夫婦不和などの、産後を起点とする社会問題の予防と解決があります。

妊娠・出産・産後からその先の育児が、家庭だけ、特に母親だけの課題ではなく、社会全体で支えていくべきプロジェクトなのだ、という共通認識を持ち、支え合える未来を、築いていきたいと考えています。

今回も、みなさまの惜しみないご支援・ご声援を、どうぞよろしくお願いいたします。

「産後にプログラムを受講してみてよかった」「このプログラムを多くの人に伝えてほしい」という、産後当事者のみなさまからのご支援・ご声援も、ぜひたくさんいただけたらうれしいです!

▶︎このクラウドファンディングで実現させたいこと

▶︎いただいたご寄付の使い道(150万円の使い道)

▶︎その先に描く未来

産後ケアは、社会全体で支えるプロジェクト

 

「産後白書4」を企画した当初の目的は「コロナ禍の産後のリアルを明らかにする」でした。発行も電子版で、たくさんの人がアクセスしやすいことをねらいとしていました。

 完成したものを読み「産後を知るツールとして活用してもらえ、夫婦の対話が広がるきっかけになる」と自信を深めるのと同時に、「書籍として手元に持っておきたい」「子育て支援センターなどに置いてもらうのに書籍化したい」という声が多数上がってきました。

 そこで、限られたリソースで社会的インパクトを最大限にするために、書籍化された「産後白書4」を手に、全国47都道府県の自治体に、協働のご提案をさせていただくことにしました。

 産後についてカップルで学び、カップルで話し合って準備をするきっかけとなる「マドレ式両親学級」をご紹介すると同時に、産前・産後の家族を一番近くで支援している自治体の職員さん、保健センターや支援センターの職員さんと、意見交換や学び合いができるような関係性を構築することも目標とします。

 20年以上の実績と知見と現場を持つ「取り組む産後ケア」のパイオニアとして、どんな形で協働できるか、模索していきます。

 全国には「産後セルフケアインストラクター」「ボールエクササイズ指導士」「産後セルフケア指導士」合計20名以外にも、2021年1月に始まった新しい養成スクールを卒業して「産後セルフケアアドバイザー」が20名、活動しています。

 今夏には、長年インストラクターが不在だった東北地方に、「産後セルフケア指導士」が誕生する予定です。

 より多くの地域で、地元自治体との協働ができるように、活動を進めてまいります。

  

「産後ケア」を取り巻く社会情勢が変化したことで、最近ではたくさんの場所で、たくさんの同志にお目にかかることが増えています。

今まさに追い風が吹いていると感じます。

 複雑化して、ひとつの組織では解決が難しい課題解決のために、企業や行政、NPOなどが手を取り合って協業することを意味する「コレクティブインパクト」という言葉があります。

 集合的(collective)なインパクトを最大化するために、産後ケアの分野でも、共通のビジョンを持って、互いの専門性を生かしながら補強しあえる関係性を築き上げていける同志たちに出会っていきたい。

 その先には、大きくて複雑な社会問題、産後うつ、乳児虐待、夫婦不和などの、産後を起点とする社会問題の、予防と解決につながるはずです。

 妊娠・出産・産後からその先の育児は、母親だけの課題ではなく、社会全体で支えていくべきプロジェクトなのだ、という共通認識を持ち、支え合える未来を目指していきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。是非とも、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

※このクラウドファンディングはAll in 方式です。目標金額に達しなかった場合においては、必要金額と目標金額の差額は団体の自己資金にて補填いたします。万が一自己資金でも確保ができなかった場合は、プロジェクトが大きく変わらない範囲で規模を縮小するなどして対応し、寄付金の返金は致しかねますことをご了承ください。


認定NPO法人マドレボニータ

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【開講教室一覧】

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▶︎産後ケア教室

▶︎産前・産後のオンライン教室

▶︎マドレ式両親学級

【リンク】

▶︎産後白書1

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▶︎産後白書4

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認定NPO法人

マドレボニータ

〒1500001

東京都渋谷区神宮前6-23-4桑野ビル2階

https://www.madrebonita.com/

代表:山本裕子、中桐昌子

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