情報ステーションがめざす「サードプレイス」の形の図書館として、野田市の「ソライエ清水公園えほんの図書館」をご紹介します。2014年にオープンしたこの図書館は、地域のまちづくりが進む中で周辺の施設を利用される方が多く参加され、地域の交流が自然と生まれる場所になっています。

●ソライエ清水公園えほんの図書館

　100 年続く豊かな暮らしが育ち続くまちをめざして始まった開発も、徐々に人口も増え、周辺の商業施設も広がり、この4 月には駅前にカフェと病児保育が併設された保育園も開園しました。

　情報ステーションでは3月に、ひろばでのキッチンカーイベントと連動し、野田市内で本の寄贈を募りました。野田市立図書館にもご協力いただき、チラシの配布やWEBで呼びかけたところ、たくさんの方が直接えほんの図書館まで本を持ってきてくれました。

　民間図書館各館ではいつでも寄贈を受け付けていますので、お気軽にお問合せ下さい。

●地域で読まれる本を地域のボランティアで選書

　寄贈いただいた本は図書館の蔵書として棚に並べるために、システムに登録してバーコードを貼り付けます。ソライエ清水公園の図書館内で行ったボランティアDAYは、春休み期間中ということで学生さんを中心に、10 名以上の方が参加してくれました。

　蔵書の登録はバーコードを読むだけで機械が自動的にシールを出してくれるので、誰でも簡単に操作できるものですが、その本を本棚のどこに並べるかは一考が必要です。棚にも限りがありますから、足すためには先に引かなければなりません。何を抜き、何を足すのか？子どもたちに喜んでもらえる本は何か？春らしい季節を感じられる本は目立つところに並べよう！などなど、いろいろ考えみんなで相談しながら図書館を作っていきます。

　今月も来月も、毎週どこかしらでボランティアDAYを開催していますので、ぜひ一緒に図書館を作りませんか？

（お）（2022年4月会報誌より）