情報ステーション18年のあゆみ(2)
2022/8/25 10:41
情報ステーションの18年間のあゆみ、今回は2011年の震災以降の成長と挫折を振り返ります。(2021年7月、2021年11月会報誌より)
●大震災後、変わる社会
東日本大震災の年、事業がようやく形になったタイミングでの災害発生でしたが、震災は人のつながりと、つながりを創る地域の場の重要性を改めて認識するきっかけでもありました。地域の交流拠点としての民間図書館への期待が高まったこともあり、第9期からの5年間は、図書館事業の収入は、毎年アップダウンを繰り返しながらも、上向きで推移しました。
●台風被害と蔵書基地移転
図書館数の増加に伴い図書の送り出し・受け入れ数も多くなり、袖ケ浦まいぷれ図書館に併設していた習志野蔵書センターも手狭となりました。蔵書基地を拡大移転する議論を進めていた矢先に、2019年9月に千葉県を襲った台風により、習志野蔵書センターが全壊、蔵書1万冊以上を泣く泣く廃棄しました。
蔵書はあきらめるとしても、蔵書を各地の図書館に送り出す拠点がなければ図書館の円滑な運営ができません。
急いで代わりの蔵書基地となる物件を探し、幸いにもリノベーションを許していただける戸建ての物件に巡り合えたことから、クラウドファンディングで支援も募り、2020年、千葉市野呂町に新たに図書館兼蔵書ステーションを開設することができました。
●コロナ禍を超えて
2020年初頭から突然始まった新型コロナの蔓延で、人が集まる交流空間を創ってきた民間図書館事業において、人が集まってはいけないという状況となり、8館の図書館が閉館、図書館以外のまちづくりサポート関連の事業も大幅縮小を余儀なくされています。
とはいえ、事業開始以来、我々は一貫して事業収益による活動の最大化を念頭に事業を続けてきました。この間多くの会員の皆さまに支えて頂きましたが、年間予算1,600万円で約80か所の図書館をほぼ毎日開館できるのは我々だけだと自負しています。
地域社会に居場所と生きがいを創り、共に地域に根差して活動できる仲間をひとりでも多く増やしていけたらと思いますので、引き続きのご支援をよろしくお願いします。(お)
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あなたの名前で民間図書館利用会員証を発行します!
3,000円
これで今日から民間図書館をいつでも利用できます!
実際に発行する会員証のデザインはもっと素敵なのを考えてるので、すでに登録済の方も応募してくださいね。
ついでにボランティアにも参加して一緒に民間図書館の本の整備や今後の企画を考えましょう。
情報ステーション会報誌1年分(12回)送ります!
10,000円
情報ステーションの活動を毎月報告している会報誌を1年分(2021年9月~2022年8月 12回)お送りします。これで民間図書館って何なのか分かるかも?
回収ボックス命名設置権を授与します!
20,000円
回収ボックスに名前を付けることができます。
(写真はイメージです。僕なら希望が詰まった「パンドラ」かな?パンドラの箱にはヤバいものも詰まってますけどね。)