民間図書館とボランティア活動
2022/8/18 07:22
本日はちょっと真面目な話を。情報ステーションではかねてより、サードプレイスを活動指針のひとつにあげています。アメリカの都市社会学者レイ・オルデンバーグが提唱した、1・自宅、2・職場に次ぐ第三の居場所です。民間図書館を皆さんのサードプレイスとして、イベントやリモートワークに、またこれまでご紹介したボランティアへの参加拠点として、使っていただけることをめざしています。サードプレイスとボランティアの考え方を抜粋でお届けします。
●新型コロナとボランティア
情報ステーションでは、ボランティアDAYというイベントを毎週のように開催しています。本の登録や本棚の整理など、その日限りで開催時間にふらっと立ち寄り気軽に参加することができるボランティア活動です。
今までも毎年何百人もの方が参加してくれていましたが、新型コロナまん延以降、参加人数が増えています。学生が休校やリモート授業でサークル活動も無く、活動機会を探していたり、親子参加の方が、遠出がしにくいという事で、ボランティアを公募している民間図書館をわざわざ見つけて来てくれたりします。
さて、冒頭のサードプレイスはよく三脚に例えられ、一本足では不安定、二本足なら立っていられるが、三脚はより安定するという話なのですけれども、サラリーマンが定年退職した際に、家庭以外の居場所がなくなり当人も家族も居心地が悪くなるようなことが無いように、趣味や地域活動などの3つ目の居場所をあらかじめ作っておくと、会社を卒業しても二本足で立っていられる~などと紹介されます。これは役割に置き換えることもでき、1・家族、2・生業や同僚、そして3つ目にボランティアを、情報ステーションは推奨するわけです。
家族や職場の人間関係と比べ、より緩い結びつきのボランティアは、好きな時に好きなだけ参加できる「ほどよい関わり」が作れます。
●情報ステーションのボランティア
ボランティアという言葉は、一般的なイメージでは社会貢献や無報酬が先行していますが、情報ステーションでは自発性を尊重します。本を登録する等の共通の目的と、その為のシステムや寄贈本などの道具と素材は用意しますが、あとは自由です。好きな時間に好きなだけ、どの本でも自分たちで選んで活動をすることができます。
「我々はこの目的のために、この活動をするので、一緒にやりませんか?」というのが基本姿勢ですので、この作業を手伝ってくださいという事ではありません。運営主体としての役割は、目的の共有と環境の整備です。というわけで、民間図書館の活動に、皆さんも一緒に参加しませんか?(お)
(会報誌2021年8月号より)
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あなたの名前で民間図書館利用会員証を発行します!
3,000円
これで今日から民間図書館をいつでも利用できます!
実際に発行する会員証のデザインはもっと素敵なのを考えてるので、すでに登録済の方も応募してくださいね。
ついでにボランティアにも参加して一緒に民間図書館の本の整備や今後の企画を考えましょう。
情報ステーション会報誌1年分(12回)送ります!
10,000円
情報ステーションの活動を毎月報告している会報誌を1年分(2021年9月~2022年8月 12回)お送りします。これで民間図書館って何なのか分かるかも?
回収ボックス命名設置権を授与します!
20,000円
回収ボックスに名前を付けることができます。
(写真はイメージです。僕なら希望が詰まった「パンドラ」かな?パンドラの箱にはヤバいものも詰まってますけどね。)