オンラインカフェ会に参加するがん患者さんへ、スマイルハート大学生がインタビューを行いました！今回は蒔田真弓さんです！

▸自己紹介をお願いします。
2010年に急逝骨髄性白血病を発症し、化学療法後、2011年に再発。自家末梢血幹細胞移植を行った。

▸闘病中の悩みを教えてください。
入院が1年と長期に渡ったので大学を留年せざるを得なかったことや、留学の計画や部活など様々な事を諦めた事。また就職活動に困った事。 ▸闘病を乗り越えるために必要なこと 社会との繋がり。入院中、自分はケアされるばかりの立場で社会に必要とされていないと感じてしまう事があった。入院中でもオンラインで授業が受けられたり、リモートで仕事が出来たりなど、生きがいを失わず治療が続けられたら自分自身の現在も違ったものになっていたと思う。

▸オンラインカフェ会に参加してみて がん種、世代問わず幅広い層が参加されているので、初めて知る事、勉強になる事も多いと思う。

▸今後に期待すること がん経験者といっても向き合い方は人それぞれなので、決めつけずいろんな方の話を聞いて欲しい。全ての人が前向きにがんと向き合えているわけでもないし、逆に絶望ばかりしているわけでも無いと思う。若いがん患者さんへの社会的支援はまだ充分とは言えないと思うので、同世代の視点から、まだ当事者が気づいていない社会に必要なものを一緒に見つけてくれたら嬉しい。

▸インタビューを通して感じたこと
蒔田さんは入院することによって、多くの悩みを抱えていたことを感じることができたと同時に、まだまだがん患者さんに対するサポートが薄いという社会の現状を改めて知ることができました。実際にがんを経験したからこそわかる、社会の現状であったり、周囲のがんに対する意識の違いだったりを、私たち大学生が共有していき、がん教育の行われていない若い世代に知ってもらいたいと感じました。それによって少しでもがん患者さんの過ごしやすい環境をつくっていくとともに、より多くの人にがんという病気について考えるきっかけをまずはつくっていきたいと感じました。