こころを込めていただきます
2022/3/23 23:57
昨年のバスお試し利用期間中に、年長かぜ組は「お泊まり保育」に行きました。
宿を提供してくださったのは、静岡市のオクシズエリアの梅ヶ島の「湯の華」さん。
途中バスで「魚魚の里」に立ち寄り、生きているヤマメを自分たちでさばきました。最初はおっかなびっくりのこども達。
スタッフが頭をごんっとたたき、お腹にはさみを入れ・・
それをじーっとじーっと、固唾を飲んで見ていました。
知らぬ間に手を合わせている子も。
自分でやってみた子もいました。
ヤマメのお腹から金色のたまごが出てくるのも見せてもらいました。
湯の華さんでの夕食は、さきほどのヤマメと猪鍋うどん。
いつものいただきますの歌を歌った後に、
いつも通り「いただきます」をいうタイミングで
「こころをこめて、いただきます!」とKちゃんが言いました。
誰かが教えたわけではなく、
「生きている命をいただく」を実感としてわかって出てきた
「こころをこめていただく」という言葉だったのでしょう。
命は大切とか、
自分たちは生かされているとか、
言葉ではなく、実感する経験となったようです。
ちょっと特別なこんな体験も、バスを活用することで増やしていけるといいなと思っています。
このオクシズ地域をはじめ、静岡の魅力の発信に尽力されている方から応援メッセージをいただきました。
静岡市子育て支援団体連絡会副会長の湯浅です。
連絡会の会長というお顔も持つ、ゆたかの京井さんとは、連絡会の活動を通じて多くのご縁を頂きました。
「子育て支援」と一言でいっても、実に様々な立ち位置があることを知りました。
そんな中、一会員である「森のようちえん」ゆたかさんは、静岡の環境の魅力に気付き、存分にそのフィールドを活用されていると感じています。
みなさんは「森のようちえん」と聞いて、どんなことを想像するのでしょうか?どろんこ遊びや、草花に多く触れ合うようなイメージでしょうか?
私は、「園舎をもたず、毎日野山で活動する」と聞いて、驚いた記憶があります。
日常の活動の場が屋内、室内での生活が当たり前になっていて、人間本来の生きる力を忘れかけていた自分に衝撃すら覚えました。
自然と触れ合う時間が、思っていた以上に少なくなっていたのです。
静岡の森(野山)はひとつじゃない!
バスを使い、奥が深い静岡の “ オクシズ ” のフィールドも楽しんでもらえたら嬉しいです。
自然の中で生きる私たち。
自然に生かされているといった方が適しているのでしょうか。
未来を生きる子どもたちに、身近にある環境で多くの経験をサポートされている、ゆたかさんの取り組みを応援しております。
アトリエサクラ子育て・暮らしの応援団 湯浅穂乃
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