隠岐島前高校の卒業生からメッセージをいただきました(2)
2022/3/15 14:34
昨日から引き続き、島前高校の卒業生からのメッセージをご紹介します。
今回は島前出身のお二人からです。
昨日の三人とはまた違った体験を聞くことができ、島前高校の生徒の多様性についても貴重だなぁと思わされます。
梅田 桃実(うめだ ももみ、2017年度卒業)
Q. 梅田さんの自己紹介をお願いします。
A. 海士町出身の梅田です。現在は大阪で元気に会社員として働いています!
Q. 島前高校だからこそ得られた経験や、身についた力は何ですか?
A. 海士の子!!っていう意識がとても強くなったんじゃないかと思います!島外生が来て、島外生が色んなところで歓迎されたり講演に参加している事を知ると無性に焦りました。海士の子が選んで島前校に行ったのに何も出来てない思いでした。島前の子も色々参加したいから!って部活を辞めてグローバル探究や講演に参加していました。やりたい事を口にだす、実際に行動して最後まで出来た事が今でも私の自信に繋がっています。
Q. 卒業して感じる島前高校の魅力は何ですか?
A. 沢山の大人がサポートしてくれて、その機会を享受できる事が島前高校の魅力なんじゃないかと思います。夢探究や学習センター、地域活動のサポートもそうですが、高校生がチャンスを逃さないようにしてくれていたんだと卒業後に気づきました。私が生徒だった時は沢山外の大人が塾や学校に来て講演をしてくださっていました。島にいるだけでチャンスを掴める機会は本土の高校生より少ないと思っています。その中で外の大人が来ることは新しい知見を広げる貴重な機会でした。その機会を知らないうちに享受出来ていたのが島前高校の魅力だと思います。
Q. 最後にメッセージをお願いします。
A. 社会人じゃなかったら大人の島留学したかったです!同級生の様子を見ながらいいなぁと思っていました。笑
大好きだった場所がずっと続いていってほしいと思っています。これからのますますのご活躍期待しております。
真野 拓哉(まの たくや、2017年度卒業)
Q. 自己紹介をお願いします。
A. 島根県海士町出身で、2018年島根県立隠岐島前高等学校を卒業しました。自治体推薦制度で法政大学現代福祉学部福祉コミュニティ学科に入学し、大学では主にまちづくりについて学び、ゼミではゼミ長を務めました。
2019年10月〜2020年12月に、一般財団法人地域活性化センターで長期インターンシップを経験し、大学卒業後は都内の民間企業で就職しました。
Q. 島前高校だからこそ得られた経験や、身についた力は何ですか?
A. 島前高校だからこそ身についた力は行動力と挑戦力です。高校入学当初、島外から来る生徒は意欲的な子が多く私を含め島出身の生徒たちは気後れして消極的になっていました。それが悔しくて、生徒会長に立候補しました。結果は落選でしたが、その後も選手に主体性を求める監督の下バレーボール部の主将を務めたり、東北の南三陸に一人でボランティアに行くなど、自ら主体となって様々なことに挑戦してきました。自分が積極的に行動したことで自分の行動が周囲に変化をもたらすことを学び、ひとつ壁を超えることができました。
Q. 卒業して感じる島前高校の魅力は何ですか?
A. 島前高校の魅力は、島内生と島外生が一緒になって学べることです。ずっと島で育ってきた私は「ここは島だし、自然ばかり、海しかない」と言いがち、思いがちで、島のことが当たり前すぎて、どちらかというと否定的なっていました。しかし、実際に島外から来た生徒に話を聞いていくうちに、「そういう自然、海、伝統文化がいいんだよ」と、自分たちが当たり前だと思っていたところに価値があると教えてもらうことが多くありました。積極的に行動し、改めて島の価値に気付かされるという繰り返しの3年間を過ごせました。
Q. 最後にメッセージをお願いします。
A. 応援しています。
メッセージを送ってくれて本当にありがとうございます!
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