隠岐島前高校の卒業生からメッセージをいただきました(1)
2022/3/14 14:46
今回のマンスリーサポーター(=「共創者」)募集キャンペーンをしているとの連絡をしたところ、島前高校の卒業生たちからも応援メッセージをいただきましたのでご紹介いたします!
今回は島留学で島前高校に通った3人の卒業生、そして次回は島前出身の2人の卒業生からのメッセージをご紹介します!
田部 未空(たべ みそら、2018年度卒業)
Q. 田部未空さんの自己紹介をお願いします。
A. 高知県出身。隠岐島前高校2018年度卒業生です。 中学生の時に「こうちこどもファンド」という制度でまちづくり活動に関わるようになり、高知のことが好きになり、「地方創生」をより学んでみたいと3年間、隠岐島前に島留学しました。 現在は地元高知県に帰り、高知大学地域協働学部に在籍しています。高知の集落に入り、地域の文化や歴史のこれからを考え、次世代に受け継いでいくにはどのようにすればよいか、日々模索しています。
↓海士でも行った「島っ子ビレッジ」
Q. 島前高校だからこそ得られた経験や、身についた力 は何ですか?
A. 気になったら「やってみよう!」の行動力がついた!
島前高校では、とにかくできる事の幅、量がたくさん高校生に発信、提供をされていました。寮生活や学校生活といった身近なところから、グローバル探究、夢探究、地域での活動… 島前高校で、たくさんのモノコトに興味・関心をもつきっかけをいただいたとともに、一歩踏み出せば自分の視野が大きく広がることもたくさん経験させていただいたように思います。
Q. 卒業して感じる島前高校の魅力 は何ですか?
A. 卒業して、島前高校・島前地域のいいなあと思うところは、とにかく「本気で頑張っている」同世代や、大人にたくさん囲まれているということです。 なにかに挑戦してみたい、と思ったら、同じ思いを持つ人にすぐ出会えることや、挑戦できる場所を創り出して下さる方もたくさんいる事。 それ以前に、「挑戦したい!」と自分自身が言い出しやすい環境であったことが、島前高校や島前地域のとっても魅力的なところだなと感じています。
Q. 最後にメッセージをお願いします。
A. 常に挑戦し続ける島前の皆さんが大好きで尊敬しています! これからも頑張ってください!
山口 結衣(やまぐち ゆい、2019年度卒業)
皆さん、こんにちは!2019年度に隠岐島前高校を卒業しました、山口結衣と申します。岡山県の倉敷市で生まれ育ち、隠岐島前高校への進学を機に、海士町へ“島留学(現:地域みらい留学)”という形でやってきました。現在は、東京都の巣鴨にキャンパスを構える大正大学へ通っています。地域創生学部に所属しており、日本の地域が抱える課題や地方創生の取り組みなどについて学んでいます。
Q. 島前高校だからこそ得られた経験や、身についた力は何ですか?
A. ひとつは寮生活ですね。全国各地からやってきた人達と共に生活する中で、当然育ってきた環境や考え方が違う者同士ですから、衝突することが何度もありました。しかし、3年間も一緒に暮らしていくとなると、お互いに相手を分かろうと努力するんですね。そして、いつの間にか“友達”の枠を超えた特別な存在になっている。そんな人達と一緒に生活できた思い出は、今でも私を支えてくれています。
もうひとつは、マイプロジェクトの経験です。マイプロジェクトっていうのは、自分が感じた課題や自分のやりたいことをテーマにプロジェクトを立てて、アクションを起こしていくというものなんですが。私は高校3年間、地域の小学校に通って、高校生と小学生の交流の場をつくる活動を行っていました。活動を続ける中で、何度も「もうやめようかな...」「自分にはできない」と感じることがありました。そんな時に、「大丈夫か?」と心配して声をかけてくれる大人、「山口ならもっとやれる!」と背中をおしてくれる大人が周りに沢山いました。時には、「何やってんだよ!」と厳しいことを言われることもありましたが...(笑) そうやって自分を気にかけてくれる大人が近くに、しかも沢山いてくれたからこそ、臆しながらも新しいことに挑戦していくことができました。
↓マイプロジェクトの発表!
Q. 卒業して感じる島前高校の魅力は何ですか?
A. 卒業しても切れない「つながり」があることだと思います。同級生の子とは、卒業した今でも月1で会ったり、電話をしたりしています。きっとこの先もずっと切れないつながりだと思います。大人の方も、私がSNSでふらっと投稿した内容に対してコメントをくれたり、「元気かー?」といったメッセージを送っていただくことがあります。また、以前1年半ぶりぐらいに海士町へ帰った時には、「おかえり!よく帰ってきたね。」と、とても温かく迎えてくれました。それらひとつひとつが、卒業して島を離れた身だからこそより嬉しく感じますし、何かあったときに頼ってもいいつながりや、しんどくなったときに帰れる場所があるおかげで、今の慣れない環境でも頑張ることができています。
Q. 最後にメッセージをお願いします。
A. 今回のキャンペーンを通じて、これからの島前を共に創る輪が広がることにワクワクしています。また、形がなかったとしても、島前を、島前の子ども達を応援してくれる存在がいるということは、子ども達にとってとても大きな支えになると思います。私は、島前でのいい大人、いい仲間との出会いで人生が変わりました。なので、今度は私も与える側になっていきたいです。 この様な素敵で温かい循環がこの先も続いていきますようにとの願いも込めて、これからの挑戦を応援しています!
前田 陽汰(まえだ ひなた、2018年度卒業)
慶應義塾大学総合政策学部2年(休学中)/ 株式会社むじょう 代表取締役 / NPO法人ムラツムギ 代表理事
Q. 島前高校だからこそ得られた経験や、身についた力は何ですか?
A. 評価のものさしが勉強だけではなく、各人の良さを認め合う風土の中での生活経験です。
Q. 卒業して感じる島前高校の魅力は何ですか?
A. 従来の学びそのものを問い直す姿勢です。
Q. 最後にメッセージをお願いします。
A. 託すー託されるの関係において、託す側の責任(ex.青写真として掲げる正の連鎖が必ずしも正なのか等)についても問われる、意義深い活動と感じました!応援しています!
卒業生の皆さん、本当にメッセージをありがとう!!
皆さんのそれぞれの場での頑張りを心から応援しています!!
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