OurPlanet-TV
映像ディレクターの橋爪明日香(はっしー)です。OurPlanet-TVとの出会いは大学生だった2002年にさかのぼります。子どものころからビデオカメラが好きで、将来は映像の仕事に就けたらと漠然と考えていたあの頃。パワフルな女性ジャーナリストたちが中心となって活動をしているところにとても魅力を感じ、インターンとして関わるようになりました。当時は全く新しいインターネットを活用したオルタナティブメディアの可能性にも、とてもワクワクしたことを覚えています。あれから20年近くが経ちました。いまは理事として活動に関わっています。設立20周年の機会に、応援の輪を広げたい!という思いで、この寄付集めを始めました!ご協力をお願いします!
ストーリー
1.これまでのOurPlanet-TVの配信の中で一押しコンテンツを教えてください。
「みんな、空でつながっている~イラク拘束事件・今井紀明君に出会って~」私がOurPlanet-TV(アワプラ)でインターンとして活動していた大学生の頃に制作したショートドキュメンタリーです。2004年に起きたイラク邦人拘束事件の、被害者のひとり、当時18歳だった今井紀明さんを記録しました。「自己責任」という苛酷なバッシングが巻き起こる中、私が同世代だったこともあり、彼が何を考えているのか、マスコミが伝えない素顔を表現したいという思いで作りました。私が手がけた初めての映像作品です。
一番伝えたかったのは「無関心にならないで!一緒に想像しませんか」という思い。完成した後、この作品をきっかけに対話を生み出せたらと「日本列島縦断1000人対話の旅」に出かけました。全国各地でビデオを見せながら、たくさんの人に出会い、語り合った時間は、かけがえのない財産です。あれから17年が経ちますが、格差や分断は広がり、「自己責任」という考え方は更に日本社会にはこびるようになりました。そんな今だからこそ見ていただきたいです。
2.自己紹介とOurPlanet-TVの関係性について教えてください。
2002年に大学進学のため上京してすぐに、同級生の紹介で初めてアワプラの事務所を尋ねました。子どものころからビデオカメラが好きで、将来は映像の仕事に就けたらと漠然と考えていたのですが、当時は全く新しいインターネットを活用したオルタナティブメディアの可能性にとてもワクワクし、アワプラはパワフルな女性ジャーナリストたちが中心となって活動をしているところが魅力的でインターンとして関わるようになりました。東京を離れた後も、さまざまなプロジェクトに助っ人として呼ばれたり、関係は続いていましたが、昨年からは理事として活動に関わっています。
現在は映像ディレクターとして地元の長野県東御市を拠点に、地域の暮らしや災害ラジオをテーマに取材をし、全国やインドネシア、フィリピンを飛び回っています。
世界中にある小さなコミュニティラジオ局をつなぐAMARC(世界コミュニティラジオ放送連盟)日本協議会の運営委員、阪神淡路大震災をきっかけに誕生した日本で一番最初の災害ラジオであるFMわぃわぃの理事としても活動しています。
3.これまでのOurPlanet-TVとの関わりの中で、印象に残っていることや思い出を教えてください。
OurPlanet-TVは2003年から、ビデオで思いを表現したい人たちを対象に映像制作ワークショップや映像制作のサポートを行ってきました。参加者は年代や職種も多様。撮影はできるけど編集のスキルを学びたい、という人から、カメラに触ったことがない人まで、ごちゃ混ぜになってみんなで映像制作に取り組みます。このワークショップで、様々な立場の人たちが、自分の身の回りにある問題をビデオで表現していく現場に何度も立ち会いました。それはプロの職業メディア人にはできないまさに0次情報。映像表現の可能性、映像の持つ力を目の当たりにしたことがとても印象に残っています。
例えば、「そして、どう生きる?」。24 時間介助を受けながら、ひとり暮らしをしている障がいを持つ女性の何気ない日常を切り取った20分の作品です。制作したのは、女性の介助者である新井ちひろさん。2年間、週3回介助をしてきた新井さんだからこそ伝えられる物語です。
また、海外よりも質の低い日本の入れ歯に着目し、歯科医療業界の現実に迫った「入れ歯作りの現場から~口の中の偽装問題」。自らも歯科技工士である加藤雅司さんが、改革に取り組む歯科医師や歯科技工士の姿を描きました。身近な問題を、当事者ならではの切り口で紐解いています。
その他にもたくさんの作品が生まれています。ぜひ一度OurPlanet-TVのサイトをチェックしてみてください!
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